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2019年3月30日土曜日

シアトルの現状を見て ~Microsoft MVP Global Summit 2019~

毎年開催されている「Microsoft MVP Global Summit」に参加してきました。Microsoft MVPだけが参加できる特別なイベントです。

Microsoft MVPサイトより

マイクロソフトの製品やテクノロジーに関する豊富な知識と経験を持ち、オンラインまたはオフラインのコミュニティや、メディアなどを通して、その優れた能力を幅広いユーザーと共有している個人を表彰するものです。MVP アワードの表彰は全世界で行われており、現在は、世界 90 か国以上、4,000 名を超える方々が MVP として精力的な活動を続けています。

Microsoft MVP Global Summit」は、現地(マイクロソフト本社)集合ですが、参加費は無料、2名で1部屋の宿泊費も負担してくれます(シングルルームは半額負担)。

コア日程3日(さらにポストイベント2.5日)では技術カテゴリごとのブレークアウトセッションが開催され、マイクロソフト社内でも一部の人しか知らないような内容が披露されます。また、製品の方向付けを決めるようなディスカッションも多いため、当然NDA(機密保持契約)が必要で、違反者には損害賠償を含めた罰則があります。

このように、NDAの縛りがあるため内容については話せません。そこで、このブログではMVP Summitに行って気付いたことや、ついでに寄ったLiving Computer Museumのことを書きたいと思います。


シアトルで目に付いたのが、Limeと呼ばれる緑の自転車です。詳しくは同僚の山下さんのブログ「シアトルにあったシェアサイクルLimeはすごく便利だと思う」をどうぞ。Limeは乗り捨てOK、見つけたらすぐ乗車可能なので、昔よくいた自転車泥棒の気分を味わえます。

Lime, rental bicycle

日本にも類似のサービスはありますが、決められた場所で借りて、元の場所に返す必要があります。乗り捨てするとすぐに駐輪違反で回収されてしまうでしょう。そういえば、レンタカーも米国では乗り捨てコストがほとんどかからないのに、日本ではとんでもなく高いですね。

もう1つ、便利だったのがUber。スマートフォンのGPSと連動し、契約車(日本だと白タク扱いなので違法です)を呼んでくれます。ダウンタウンなら概ね数分以内につかまるでしょう。呼ぶ時点で目的地を入力し、その時点で金額が固定されます。支払いは事前登録されたクレジットカードを使うので、運転手に支払は発生しません。チップも、乗車後に追加できます。誘拐などのリスクを減らすため、乗車と同時に信頼できる友人に乗車情報を伝える機能があるし、先日は911(日本の110番)通報機能も追加されました。金額は、需給バランスで決まるようで固定されていないようですが、事前に分かるので安心だし、タクシーを上回ることはほとんどありません。

Uberは日本にも進出しているのですが、二種免許の存在やそもそもタクシー事業が許認可制であることから、タクシー会社と提携して運営されています。ただし、利便性は著しく落ちます。規制産業故の制約です。

これに限らず、とにかく日本は規制が多いですね(市民革命を経験していないため「原則自由」の思想がないという説がある)。たとえば、米国での路上ライブはよほど通行の邪魔にならない限り違法ではないのですが、日本では警察が無条件に違法とみなします。本来、違法かどうかを判断するのは警察ではなく裁判所ですが、逆らうと逮捕される可能性がある(逮捕でなくても警察署に連れて行かれる例は多い)ので逆らえません。よほど大規模で計画的なものでない限り、有罪になったケースはないらしいのですが、若いミュージシャンを脅すには十分な威嚇効果です。

国や自治体だけでなく、国民も規制を望む傾向にあります。路上ライブを通報して止めさせるのを趣味にしている人もいるくらいですし、それを支持する人までいます。コスプレイベントも、周辺住民の反対により、コスチュームを着た状態で会場外に出ることは禁止されるのが普通です。コミケ(コミックマーケット)のように、周辺に住宅がほとんどない地域でも厳しく自主規制されています。

ちょうどMVP Summitのために渡米した日、シアトルで「Comi-Con (Comic Convention)」が開催されていて、コスプレイヤーが大勢出歩いていました。コスプレ親子も多く、微笑ましい感じがしました。

コスプレ発祥は米国ですが、発展したのは日本です。その日本で、街頭でのコスプレ禁止というのはちょっと不思議な感じですね。「一般人が怖がる」という説もあるのですが、こんなに目立つ格好で犯罪を犯す人もいないと思います。


コスプレ

スターバックス1号店では、お土産に1号店限定の豆を購入。スターバックスで購入した豆は、世界中どこの店でも挽いてくれます。日本で挽いてもらうと、かなり高い確率で「1号店に行かれたんですか?」と話しかけてくれます。

スターバックス1号店

店内では、オーダーテイカーがバリスタにカップをよく投げてます。

オーダーテイカーからバリスタへ

スターバックス1号店近くにある有名なチーズ屋さん(Beecher's)。最近は行列ができます。私、チーズはそれほど好きでもないのですが、ここのチーズは好きです。

Beecher's


Beecher'sの看板

スターバックス1号店のある一帯が「Pike place Market」、米国でもっとも古い市場だそうです。有名な魚屋さん。アンコウやらサケやらが並んでいます。

どうでもいい写真ですが、hardwareは金物の意味で、コンピューター製品の意味ではありません。mountain hardwareは登山道具のようですね。

hardwareは金物の意味


mountain hardwareでロッククライミングの写真

ワシントン湖からスペースニードルが見えています。

シアトルの夜景

2015年7月31日金曜日

今年もやりますG-Tech ~役に立つ楽しいイベントを目指します~

グローバルナレッジのイベントG-Techが「G-Tech 2015」として今年も開催されます。テーマは「攻めのIT、それを実現する人材」です。各種アプリケーションサービスや、クラウドサービスの普及により、簡単なITシステムは誰でも作れるようになりました。企業の競争力を高めるためには、単にITを活用するだけでは駄目で、より高度なシステムが求められます。だからこそ、IT技術者はさらに高い技術を習得し、さらに上を目指す必要があります。

無料イベントですので、IT技術者の方やIT人材育成の興味をお持ちの方は、ぜひご検討ください。

特別セミナー G-Tech 2015 ~攻めのIT、それを実現する人材~

このG-Tech、元々は、私を含め、マイクロソフト系のトレーニングを担当している部署が独自に企画したものでした。当初は「Microsoft TechEdみたいな、お祭り風の技術セッションがしたい」ということで企画されました。

お手本となったMicrosoft TechEdは、他のイベントと統合され、重要性はさらに高まっていますが、お祭り色はかなり薄くなっています。

G-Techは、部門イベントとはいっても、実際には多くの方に協力していただきました。「TechEdと言えばおやつだろう」ということで、当時行列が絶えなかったクリスピー・クリーム・ドーナツを数十個確保するためにに早朝から並んだ人もいました(TechEdに限らず、米国のイベントは会場に常におやつが用意されています)。

G-Tech 2014のセッションドーナツは開場直後に提供し、1人1個を想定していたんですが、2個食べた人がいて社内でちょっとした事件になりました。ちなみに2個食べたのは少なくとも2人いて、いずれもマイクロソフトMVPの方です。いえ、別に責めていません。「1人1個」とはどこにも書いていませんでしたし、「ドーナツあります」という告知もしていません。会場の雰囲気を楽しんでいただければ、それでいいんです。でも、あの甘いドーナツを2個食べる人がいるとは思いませんでした。いえ、別に責めていません。

こうして開催されたG-Techの評判が良かったため、その後は全社イベントになりましたが、試行錯誤は続いています。

開催年によって、営業色が強くなったり弱くなったり、外部講師を招いたり、基調講演を追加したり、さまざまな変化をしながら現在に至っています。全社規模になったG-Techを最初の姿に戻そうと、マイクロソフト技術だけのミニG-Techを開いたこともあります。 来年はまた変わるかもしれません。

G-Tech 2014懇親会現在のG-Techは、規模が大きくなり、関係部署も増え、運営はスムーズになりました。懇親会も盛況です(写真は昨年の懇親会)。でも、一番楽しかったのは手探りで開催した第1回かもしれません。

G-Techの目的は新規顧客の獲得だったり、既存顧客との関係強化だったり、認知度を上げることだったりさまざまです。

ただ「グローバルナレッジのファンを増やす」ということに限れば、高度な技術を紹介したり知名度の高い人を連れてきたりするより、セッション担当者がどれだけ楽しく実施しているかが大きいように思います。もちろん、受講する価値のある内容があることが前提ではありますが。

そんなことを思っていたら、こんな記事を見つけました

広島が生んだ至宝のアイドル・まなみのりさが東京で学んだ「ライブで大切なこと」

昨年4月から本当にたくさんのライブをやってきたんですけど、最初の頃は他の人よりも歌って踊って、とスキルを見せることを中心に考えていて、それが良いと思い込んでいたんです。

でも途中から、もしかして間違っているんじゃないかと。スキルを見せるというよりは、会場の皆が楽しんで貰えるのが一番なんだって気付いた時から、ライブに対する考え方や選曲も変化して。

見てくれた方も、今までは「まなみのりさってすごいよね」だけだったのが、「まなみのりさのライブ良かった。また行きたい」って思ってもらえるようになったと感じています。

広島ではそこそこ売れていたアイドル「まなみのりさ(ブログ「たちまち! 来てみんちゃい!」)」が東京に出てきたときの話です。ちなみに「まなみのりさ」は、メンバーの「まなみ」「みのり」「りさ」の名前をつなげたものだそうです。

もちろん、高い技術があることは前提として(これが一番大事です)、その上でどれだけ楽しい雰囲気を作れるのかを考えたいものです。

今年は、グローバルナレッジネットワーク創業20年でもあります。次のステージに向けて、サービスの種類と質、営業力に加えて、会社のカラーとか雰囲気で「ファン」を増やすことを考えていきたいと思っています。

【おまけ】

2014年10月23日木曜日

「G-Tech 2014」ありがとうございました

恒例になった、グローバルナレッジネットワークの技術イベント「G-Tech」、今年も無事に開催することができました。

今回は「G-Tech 2014 ~ビジネスを加速させるフルスタック、マルチスキルエンジニア ~」のテーマで、東京10月10日(金)および大阪10月18日(土)で開催しました。

東京の様子は、公式Webサイトの「イベントレポート」をご覧ください。また、当日のTwitterはTogetterを使って「【グローバルナレッジ】コーポレートイベント『G-Tech 2014』実況まとめ(新宿)」としてまとめられています。

また、セッションで使用したスライドの多くはSlideshareで公開されています。

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今回も、懇親会では恒例のクイズ大会を行いました。ここで問題と解答を紹介します。なお、前回の内容は「「G-Tech 2013 Autumn」ありがとうございました」をどうぞ

 

1. グローバルナレッジネットワークの日本支社が 創業した時の大阪オフィスは中之島にあった。

【参考】 現在のオフィスは中之島にあります。

グローバルナレッジのオフィスの変遷です。

  • 東京
    • 荻窪(日本DEC内)
    • 初台(オペラシティタワー)
    • 新宿南口(文化クイント)
    • 西新宿(オークタワー)
  • 大阪
    • 中之島(ニチメンビル)
    • 梅田(ハービス大阪)
    • 中之島(住友中之島ビル)

 

2. Cisco Systems社の分散仮想スイッチ製品 Cisco Nexus1000Vは、VMware、Hyper-Vに加え KVMやOpenStackにも対応している。

もちろん対応しています(こういう問題はと相場が決まってます)。

仮想化環境では、サーバー技術とネットワーク技術が融合します。技術者のスキルシフトは グローバルナレッジネットワークにご相談を。

 

3. 現在のRHEL(Red Hat Enterprise Linux)の前身 Red Hat LinuxはWindows NTよりも遅く登場した

【参考】 Windows NTの最初のバージョンは1993年、 レッドハット社の創業も1993年です。

  • 1993年 Red Hat創業
  • 1993年7月 Windows NT 3.1 (英語版)
  • 1994年11月 Red Hat Linux配布開始

「参考」が全然ヒントになっていませんね。実質的にはWindows NTとLinuxはほぼ同じ頃に出たと言っていいでしょう。

 

4.Microsoft Azureで利用できるストレージ 「Blob」は、以下の冗長性を提供します。

  • 同一地域・同一拠点で合計3つの複製
  • 同一地域・別拠点で合計3つの複製
  • 別地域に各3つ(合計6つ)の複製

×

ややこしいのですが、以下が正解です。

  • ローカル冗長…同一拠点で3つの複製
  • ゾーン冗長…1~2地域の別拠点で3つの複製(同一地域に限るわけではありません)
  • 地理冗長…別地域に各3つの複製(合計6つ)

 

5. AWS (Amazon Web Services)は、 米Amazon.comで使っているサーバーの 余剰時間を利用して儲けたかったからである。

×

当初から独立したビジネスを考えていたそうです(出典: http://knoh.jp/answers/fd597b4e)。

Amazon.comのモットーはfrugality(倹約)ですが そこまで倹約はしていません。

 

6. Facebookの創業者マーク・ザッカーバーグは スタンフォード大学を中退した。

【参考】 スタンフォード大学はシリコンバレーの中心 Facebook本社は、シリコンバレーのメンロパーク

×

これも「参考」がヒントになっていません。ボストン郊外のハーバード大学を中退し、 東海岸から西海岸へ拠点を移しました。

ちなみにビル・ゲイツもハーバード中退ですが、中退したから成功するわけではありません。やりたい仕事が見つかったから中退したのです。

 

7. Googleの名前は数の単位googolに由来します。その「1 Googol」は「100無量大数」に相当します。

×

1グーゴルは10の100乗です(1920年に命名)。一方、1無量大数は10の68乗という説と88乗という説があります。無量大数は「塵劫記」(1627年)に登場します。

通常、英語では大きな数は3桁ごとに大きくなりますが、Googolはこの規則に従いません。なんても「(ほとんどの)関数電卓で表示できない数」ということで作られた名前だそうです。確かに、一般的な関数電卓は10の99乗までしか表現できません。

 

8. 1964年の東京オリンピックでは、競技結果の集計に初めてコンピュータが使われました。その時のデータセンターの跡地が大手町IXです。

×
メイン会場である国立競技場に隣接した日本青年館には、 東京オリンピックのプレスセンターがありました。データセンターはそこにあったそうです。

ちなみに、システム開発には2年以上かかりましたが、それまで閉会後何ヶ月もかかっていた集計が、1964年東京大会では閉会式に間に合うという画期的な成果を出したそうです。

この成功が評判になり、金融機関の第一次オンラインシステムが広がりました。

日本青年館
▲現在の日本青年館

 

9. グローバルナレッジネットワークの定期開催 教育コースは、東京と大阪以外に以下の都市で開催されている。

  • 札幌
  • 仙台
  • 名古屋
  • 広島
  • 福岡

×
こういう問題はと決まっていますが、正解は×でした。

東京と大阪以外に、提携会場を使って札幌、仙台、名古屋、福岡で実施しています。残念ながら広島はまだ提供していません。1社向け対応であれは、これらの地方会場はもちろん、他の地域でも対応も可能ですのでご相談ください。

2013年12月31日火曜日

2013年の総括

2013年、良かったことを書きます(悪かったことは心に留めます)。
 
仕事とプライベートの境界では、書籍が2冊出ました。

編集の方にはいろいろご迷惑をおかけしましたが、常識的なスケジュール遅延で出版できたことに対して、共著者の皆さんと編集の方に感謝します。

あこがれの出版記念パーティもできました。ゲストはなんと武道館アーティストです(出版記念パーティを開きました(追記あり) )。

仕事面では、ある会社ののクラウドコンピューティング教育について、テキスト作成と実施を請け負い、高い評価をいただきました。

日頃思っていることをそのままぶつけたら、そのまま高く評価していただいたので、大変喜んでいます。そして、おかげさまで、来年も引き続き担当することになりました。

2014年、Windows Server 2003からWindows Server 2012 R2への移行と普及の年になると予測しています。また、仮想化の主戦場はハイパーバイザーから本格的にシステム管理製品へと移行するでしょう。またストレージの重要性がさらに高まるとともに、SMB 3.0ベースのNASを使ってストレージの再設計が行なわれると思われます。2013年から始めたNetApp社の講習会が生きてくるはずです。

2013年、お世話になった方に感謝しつつ、2014年を笑顔で迎えましょう。

2013年10月15日火曜日

出版記念パーティを開きました(追記あり)

今年は、私が関わる本が2冊出ました。

いずれも、一部の執筆と全体の監修をしています。

こういう機会はもうないと思うので、10月6日(日)の昼間に出版記念パーティをしました。

こういう機会はもうないと思うので、10月6日(日)の昼間に出版記念パーティをしました。ただし、予算がないので、節約できるところは極端に節約しています。その代わりゲストに歌手を2人呼ぶという大盤振る舞いです。

詳しくは以下のブログをご覧ください。

ここのところ、公私ともに忙しく、人には「家に帰ってブログを書くまでがイベントです」といいながら、なかなかブログも書けませんでした。

ようやく書けたので、1週間遅れでやっとイベントが終わりました。

ご協力いただいた方はもちろん、参加いただいた方も、本当にありがとうございました。一生の思い出に残る日になりました。

日経BPさんと、マイクロソフトさんからお花をいただきました。
お気遣いいただきありがとうございました。

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2013年7月23日火曜日

無料セミナー「横山哲也が語るWindows Server 2012ソリューション」ありがとうございました

本日、7/22(月)に日本マイクロソフトのセミナールーム(品川)をお借りして開催した無料セミナー「横山哲也が語るWindows Server 2012ソリューション ~Active DirectoryからHyper-Vまでおいしいところ全部入り~」においでいただきありがとうございました。

セミナーの内容は「Windows Server 2012ソリューションアップデート」とほとんど同じなので、資料配付は控えさせていただきました。

普段のセミナーよりも内容を絞った分だけ、余談とか周辺の話などができたかと思います。せっかく来ていただいているのですから、テキスト以外の内容もお持ち帰りいただきたいと考えています。

実は、通常の講習会でもこうした話はなるべく取り入れるようにしているのですが、さまざまな制約で多くの話はできないのが現実です。

終了後は抽選で、私たち講師が執筆した書籍「プロが教えるWindows Server 2012」を3名様に差し上げることになっていましたが、当日の朝、急遽クイズに切り替えることを決めました。抽選よりもクイズの方が楽しいですよね?

すべて○×式で、以下の基準で問題を作りました。

  • 今日の内容に含まれた技術的な知識
  • 今日の内容に関係するが、講義ではお話ししていない周辺知識
  • 横山哲也の個人的な話

今回の無料セミナーに対して、広報担当が付けたタイトルには「横山哲也が語る」という冠が付いていましたので、個人的な出題もあっていいだろうと判断しました。

問題は以下の通りです。

  • Q1: VHD形式では整数値をビッグエンディアンで表現する。
  • Q2: Windowsのバージョンによらず、Server CoreでもPowerShellが利用できる。
  • Q3: Windows Server 2012のHyper-Vで実装されたライブマイグレーションがあれば、フェールオーバークラスターは不要である。
  • Q4: Kerberos認証が開発された Athena Project は MIT、IBM、HP などによる産学共同プロジェクトである。
  • Q5: Active Directoryデータベースオブジェクトには属性ごとにUSNが割り当てられる。Authoritative RestoreはUSNを10万上げることで復元データを優先的に利用する。
  • Q6: Windows NTに随意アクセス制御(DACL)があるのは米国政府のセキュリティ旧基準C2を満たすためである。
    【参考】MS-DOS のセキュリティレベルは D(最低ランク)
  • Q7: Windows のローカルグループは、米国政府の セキュリティ基準が求める「役割ベースのセキュリティ」を満たすために利用できる。
  • Q8: Windows Server 2012 のリモートデスクトップサービスでは、リモートデスクトップ接続ブローカーが必須となった。
    この機能は、かつて「ターミナルサービスセッションディレクトリ」と呼ばれていたものが進化したものである。
  • Q9: 横山哲也が飼っている猫はこの子である。
    DSC02287M
  • Q10: 横山哲也が、今、もっとも注目している歌手は 宮崎菜穂子である。
    QUIZ

全問正解者はいらっしゃいませんでした。最高7問です。最後の2問はともかく、技術的な問題も難しかったでしょうか。

以下、解答と解説です。

2013年6月25日火曜日

初めての海外出張の時

先日書いた「Windows Server 2012 Hyper-V ネットワーク仮想化」は、その前の記事「シアトルに来ています」で書いたトレーニングをアレンジしたものでした。

この時は、マイクロソフト手配のシャトルバスがあったので、現地では車を借りませんでした。運良く、徒歩数分のところにレストランも数軒あり助かりました。

10年ほど前、Windows XPのトレーニングのときは、バスの手配などなかったので、車を借りました。10年で、マイクロソフトもずいぶん親切になったものです。

VAX 9000

そのさらに10年以上前、私が初めて海外出張に行ったのは、VAX 9000というサーバー機に搭載されたベクトル演算装置の研修でした。確か1989年です。

ベクトル演算(ベクター演算)というのは、当時のスーパーコンピューターの主力演算方式で、主に浮動小数点数演算を高速化するために使われていました。

場所はボストン郊外の、確かウエストボローだったと思います。

4月中旬、まだ寒いボストンのローガン空港近くのホテルで1泊し、研修会場まではレンタカーを借りて1時間くらい走ったでしょうか。

当時勤務していた会社はレンタカー会社との契約で、自動車保険が自動的について来ました。そのため「社員証を必ず見せるように」と言われていたので、呈示すると「保険は要らないな?」と確認して来ました。迷わず「YES」と言うと、「え? 要らないんだろ?」と聞き直されたので、再び「YES」。「だー、かー、らー、要らないんだよね?」。そこで初めて否定疑問の答え方を思い出しました。正しい答えは「NO、要りません」。

レンタカーを借りると近郊の地図をくれるので、そこで行先をチェックして出発です。オートマチック車に乗るのもほとんど初めてで、しかも右側通行。ほとんどの人がやるように、ワイパーと方向指示器を頻繁に間違え、左折時には反対車線に突っ込みそうになりました。

研修は、効率よく最適化するにはどのようなディレクティブ(コンパイル指示子)を入れれば良いかというのが中心で、Fortran言語のソースコードと、コンパイル後のアセンブリコードと付き合わせながら学習しました。VAXのアセンブリ命令はそんなに難しくないので、基礎的な知識があれば理解するのは簡単です。

なお、実際の演習はVVIEF (VAX Vector Instruction Emulation Facility、だったと思う) と呼ばれる機能、実体はマイクロコードで実装されたエミュレータを使いました。速度は大きく落ちますが、機械語はそのまま実行できます。

ちなみに、VAXのベクトル演算装置はその後VAX 6000の一部に実装されましたが、VAX 6000の後期機種からは省かれました。社内向けのQ&A集にはこうありました。

  • Q: なぜ新しいVAX 6000にはベクトルプロセッサがないのですか?
  • A: スカラーの方が高速だからです

スカラーというのは、一般の演算のことです。ちょうどCPUの速度向上がめざましい時期だったせいですが、力が抜ける思いでした。

ここまでで1週間。

DEC Windows

翌週は、「DEC Windowsプログラミング」の研修のために、週末はサンタクララへ移動。いわゆるシリコンバレイで、シカゴで乗り継いで、北米の東から西への大移動です。さすがに疲れたので、夕食に「ツナサラダ」を頼んだら、山盛りのツナで半分以上残してしまいました。

空港のあるのはサンノゼで、サンタクララはそこから車でちょっとです。このあたりは有名どころの企業が多く、ワクワクしたのを覚えています。確か「HP Way」という道路もありました。
ふつう「HP Way」というのは、HPの会社の運営方針を意味するのですが、そういう道があるんですね。

実は、ボストンの研修で頭がいっぱいで、サンタクララのことはすっかり忘れており、ホテルも研修所も調べていなかったのでした(予約はグループアシスタントの人がしてくれました)。場所が分からないことを、ボストンでの研修中に思い出して、あわててクラスメイトに聞いたら場所を教えてくれました。もっとも、サンタクララの研修センターは一般向けと社内向けの2箇所あって、間違えて一般向けに行ってしまい、あわてて引き返したのですが。

今ならインターネットを使って簡単に検索できるのですが、当時はそういうわけにもいきません。社内ネットワークは世界的に整備されており、端末を借りればリモートログオンできたのでしょうが、地図などの画像を扱うのは簡単ではありませんでした。

ちなみにDEC WindowsというのはX Window Systemの実装の一種です。当時のXは既にバージョン11だったので、現在と基本的なプロトコルは変わりません。ずいぶんと寿命の長いシステムですね。

その後はゴールデンウィークに入ったので、LAに住んでいる友人の家まで車で移動しました。その距離、確か800km。Route 101を使えば10時間くらいで着くんですが、同じクラスの受講生に「単調なのでやめろ」と言われて、海岸沿いの州道を1泊して移動しました。このルートは景色も良くおすすめです。

が、今思えばよく行ったものです。

同僚の田中淳子も「チャンスの神様は前髪しかないという。声がかかったら、チャレンジしてみるのは悪くない」で書いていましたが、若い頃は本当に思い切りよく何でもチャレンジしてきたように思います。

そして、今回のSystem Center

今回の出張は、正直言ってそれほど乗り気ではなかったのですが、敬愛する歌手の宮崎奈穂子さんが「今から、新しいことを毎日何か1つやる」と書いていたので、負けていられないとチャレンジしてみました。

新しいと言っても、System Centerは全然知らない製品じゃないし、マイクロソフト本社は何度も行っているし、送迎バスもあるからレンタカーも要らない。全然難しいことじゃありません。しかも、日本からの参加者がもう1人いましたし。

1つだけ心配だったのは日本帰国予定日の翌日に、宮崎奈穂子さんと同じ事務所に所属する歌手全員が出演するライブがあったことで、もし帰りの飛行機が飛ばなかったらどうしようということです(え、そんな理由?)。

おかげさまで、ライブにも行けたので、写真を貼っておきます(今回は写真撮影が許可されていました)。

詳しくは「Birthday Eve祭り tour 2013 ~in YOKOHAMA~@横浜BLITZ

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そして、これは出張の1週間前、4月14日(日)に東京タワーで行なわれたフリーライブ。

2013年3月29日金曜日

宮崎奈穂子×只石昌幸コラボトークライブに行ってきました

私の担当とは直接関係ないのですが、「モチベーション」は新人研修の大きな課題ですし、新人研修は大事な仕事ですので、こちらでも紹介しておきます。

3月21日(木)、縁あって【宮崎奈穂子×只石昌幸コラボトークライブ】に行ってきました。詳しくは「ヨコヤマ企画(分室)」の「感想【宮崎奈穂子×只石昌幸コラボトークライブ】」を読んでください。

シンガーソングライターの宮崎奈穂子さんの場合は、自分がしたいことが明確だったわけですが、多くの人は自分がしたいことが何か分かっていません。特に、最近は就職活動が異常に加熱しているため、「自分がしたいことなど考えている暇はない」という状況ではないかと想像します。そうでなければ、あんな脈絡のない会社選びをするはずがありません。

我々のときも、一貫性のない就職活動をする人はいましたが、エントリシートが手書きだったので、そういう人は少数派でした。

IT系だと、私が関西だったせいもあって「コンピュータサービス」「東洋情報システム」あたりが人気で(わざと旧社名にしてみました)、メーカー系だと外資ならIBM、DECが双璧、国内なら富士通、日立、日本電気あたりでしょうか。HPはコンピュータの存在感はあまりなくて計測器のイメージでした。

厳しい就職活動を経験しているせいか、「なんでも自分のやりたいことをやればいい」と言われても、何をしていいか分からないみたいです。

会社は利潤さえ上げていれば何をやってもいいので、学校よりはずっと自由に動けるはずなんですけど、なかなか分かってもらえないようで残念です。

2012年5月24日木曜日

2012年春のBBQ

5月19日(土)に、会社の仲間たちとバーベキューパーティをしました。

毎年やっていますが、たいていは秋に1回で、春にやるのは久々です。
なぜなら春は新人研修でみんな疲れているから(幹事の鈴木さん、羽部さん、いつもどうもありがとうございます)。

最盛期はダッチオーブン2基を備え、ローストビーフやタンドリーチキンまで作った時もありました。

今年は春も開催されました。例年よりもスタートが若干早かったようで、遅れていった私は名物の「絵に描いたようなBBQ串」を見ることができませんでした。また次回でも紹介したいと思います。

せっかくなので、いくつか写真を載せておきます。
許可を取っていないので、人間の顔はありません。

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▲ダッチオーブンで作ったローストビーフ
今回はダッチオーブン1基

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▲ローストビーフを盛りつけます

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▲ワンコも参加

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▲サンマを焼いて

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▲炊き込みご飯の要領で米を炊きます

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▲できあがり。恒例のサンマご飯(春にしなくてもいいと思うけど)

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▲締めはヤキソバ

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▲デザートは焼きマシュマロのチョコレートがけ

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▲そして焼きバナナのチョコレートがけ

よく「家に帰ってブログを書くまでが○○です」と言います。
これで、やっとBBQも完了できました。

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2012年4月21日土曜日

学校の教師と自動車教習所の教官

先週は複数社合同の新人研修(我々はMIX TRAINと呼んでいます)で、コンピュータ入門からネットワーク、そしてデータベースからプログラミングの基礎まで担当しました。

データベースをきちんと教えるのは初めてですし、プログラミングは10年以上ぶりですが、なんとか理解していただけたかと思います。

新人研修は、時間が長いことが多い上、報告書を読んだり、講師所感を書いたり、いろいろ忙しいのですが、受講者の反応が新鮮で、毎年楽しみにしています。

新人研修の内容が、受講者の動機付けになり、先輩社員が「今年の新入社員はよくできる」と言ってもらえるようになればいいのですが。

ところで、同僚の田中淳子が、ITメディアのブログで「「こんなに元気になりましたっ!」と病棟を訪ねることは医療従事者の喜びにつながるのだそうです」という記事を書いていました。

我々も、研修を提供したあとで「こんなに役に立ちました」とおっしゃっていただくときが一番やりがいを感じます。

ですが、あんまり面と向かって言われるのはちょっと恥ずかしいというか、「こういうとき、どういう顔すればいいのか、わからないの」っていう感じになってしまいます(オタク仲間からは「笑えばいいと思うよ」って言われると思いますが)。

そういうわけで、本当は嬉しいくせに「あ、そうですか」みたいな素っ気ない返事をしてしまいそうです(実際はもうちょっと丁寧にお礼を言います)。

教育関係の評論で有名な内田樹さんの著書「先生はえらい」に、学校の教師と、自動車教習所の教官について書いてありました。教習所では現場ですぐに役立つ技術を教えてくれるのに、たいていの人は教官の顔も名前も覚えていない。学校の授業内容が実生活で直接役立つことはあまりないのに、多くの人が顔と名前を覚えていて、人生が変わるほどの影響を受ける、ということだったと思います。

教育サービスの仕事は、特に技術教育の場合は自動車教習所に近い位置付けです。要するに役に立てばそれでいいわけで、担当講師のことなんか忘れてもらって構いません。講師の印象なんて、仕事には何の役にも立ちません。いっそ、研修を受けたことも忘れてもらって、全て自分で学んだと思ってもらった方がむしろ幸せです。それだけ自分の身に付いたということですからね。