2012年12月13日木曜日

Windows Server 2012 のサーバーマネージャー

Windows Server 2012の「サーバーマネージャー」で管理できるのは、Active Directoryドメイン内のWindows Server 2012だけ、と思っていたのですが、違うようです。

ただいま、Windows Server 2012の書籍を執筆中でして、その原稿をチェックしていて知りました(担当の方、どうもありがとうございます)。なお、私自身は検証していませんので、あしからずご了承ください。

●管理対象

  • Windows Server 2003はオンラインまたはオフラインのみ表示可能
  • Windows Server 2008/2008 R2はWindows Management Framework 3.0をインストールすれば管理可能

●ワークグループの場合

  • Windowsファイアウォールで「Windows リモート管理 (HTTP 受信)」を有効化
  • 管理されるサーバーで、以下のPowerShellコマンドレットを実行
    Set-Item WSMan:\localhost\Client\TrustedHosts 管理するサーバー –concatenate

書籍の発売は、来年を予定しています。詳細が決まれば正式に告知させていただきます。

2012年11月27日火曜日

Windows Server 2012のNICチーミング

今回も、保留していたお客様からの質問に対する回答です。

Windows Server 2012には、OSネイティブのNICチーミング機能が含まれます。これは、複数のNIC(同一速度のイーサネットに限られます)をまとめた仮想的なNICを作ることで、可用性と性能を向上させる機能です。

NICチーミングには、スイッチングハブ(スイッチ)の構成を必要とする「スイッチ依存モード」と、スイッチングハブの設定が不要な「スイッチ非依存モード」があります。スイッチ非依存モードは、同じスイッチでも別々のスイッチでも構成できます。

スイッチには、MACアドレステーブルが構成されますが、複数のポートに同じMACアドレスがあることは想定されていません。「スイッチ依存モード」はこの問題を解決するために、IEEE 802標準の規約を利用します。

一方のスイッチ非依存モードは、スイッチ側の設定が一切不要です。これは、以下の原理で動作しているためです。

まず、インバウンドデータ(チーミングNICへの着信)は、チーミングNIC構成時に自動的に選択された「プライマリNIC」のみが処理します。チーミングNICのMACアドレスはプライマリNICのMACアドレスになります。ARP要求に対する応答は単一NICのみが応答するため、スイッチは混乱しません。負荷分散モードでもプライマリNICは1枚に限定されます。

2枚のNICを使ったアクティブ・スタンバイ構成の場合、常にプライマリNICのMACアドレスが使われます。アクティブなNICのリンクがダウンした場合は、プライマリNICのMACアドレスがスタンバイ側で使われるため、チーミングNICのMACアドレスは(およびもちろんIPアドレスも)変化しません。同時には1枚のNICしか使わないので、アウトバウンド(チーミングNICからの発信)でも不都合は生じません。

負荷分散をしている場合のアウトバウンド接続(発信)は、指定のアルゴリズムによって負荷分散されます。この時、イーサネットフレームにはNICハードウェア固有のMACアドレスが使われ、スイッチのMACアドレステーブルにはこれが登録されます。単一IPアドレスに複数MACアドレスが対応してしまいますが、これで問題は起きないようです(理由は後述)。

NIC-Team

図は、スイッチ非依存モード、アドレスによるハッシュでチーミングNICを構成し、負荷分散した状態で、ネットワークデータをキャプチャしたものです。送信元MACアドレスが2つあるので、赤と青で色分けしました。接続ごとに負荷分散されていることが分かります。

L2スイッチ内部では、MACアドレスとポートが紐付きますが、IPアドレスとは無関係です。ARPに対する応答はプライマリNICのみが行うため、IPアドレスとMACアドレスの対応も問題ありません。既存のARPテーブルと矛盾を起こす可能性はありますが、IPアドレスとMACアドレスの対応は、もともと変化する可能性があるものなので(たとえばフェールオーバークラスター)、こちらも問題にはならないはずです。

以上のことから分かるように、スイッチ非依存モードでは着信の負荷分散ができません。そのため、効果的に利用できるのは以下の場合に限られます。

  • アクティブ/スタンバイモード…2枚のNICのうち、一方のみを使い、障害発生時に自動切り替え
  • サーバーからの発信データが多い場合(たとえばWebサーバー)

以上です。見落としている条件があるかもしれませんので、お気づきの点があればブログにコメントをいただくか、メールアドレスをご存じの方はメールでお問い合わせください。

回答が遅くなって申し訳ありませんでした。

【参考】 http://www.aidanfinn.com/?p=12924 (英語)

2012年11月18日日曜日

Windows Server 2012 Hyper-VとNICチーミング

どうしても分からなかったので、ogawadさんに助けを求めました。

Windows Server 2012は、OSレベルでNICチーミングがサポートされます。チーミングされたNICは、1つのNICに見えるので、それをHyper-Vの外部仮想スイッチ(仮想ネットワーク)として割り当てることができます。

また、Hyper-V仮想マシンに割り当てた仮想NIC同士でもチーミングが可能です。つまり、複数の物理NICそれぞれに仮想スイッチを割り当てて、仮想マシン内でチーミングを行なうこともできます。

MSC0374G-T1-01-2

この時、仮想マシンでチーミングすると、仮想スイッチを通っているためVMで物理NICのリンクダウンが検出できないのではないか、というご質問をいただき、即答できないでいました。

結論を言うと、後者の場合でもリンクダウンを検出できます。

NIC-TEAM-2

SR-IOVの有無とか、いろいろ考えてる前に試してみればすぐ分かることでした。お恥ずかしい限りです。

Hyper-V仮想マシンの設定に「NICチーミングを許可」する設定があります。これがオンになっていると、物理NICの状態を伝えてくれるようです。

逆に、SR-IOV を利用する場合、自身にスイッチ相当の機構が埋め込まれるので、利用するNICによっては、ホストOSにすらリンクダウンが通知されないものがあるそうです。

SR-IOVの方がハードウェア情報を伝えやすいと思っていたのですが、そうでもないようです。

SR-IOVについてはogawadさんのブログの「Windows Server 2012 Hyper-V の SR-IOV 構築手順 (3)」に詳しいので、そちらを参照してください。コメント欄には私の質問も載っていて、ちょっと格好悪いのですが、分からなかったものは仕方ありません。

ところがここでもうひとつの疑問が生まれます。物理NICのリンクがダウンしていても、仮想スイッチは生きているので、仮想マシン同士は通信できるはずです。しかし、チーミングドライバが物理NICのリンクダウンを伝えると、通信ができなくなってしまいます。

今度調べようと思っていたら、これまたogawadさんが調べてくれました。

ゲストチーミングしていない場合は、アップリンクとなる物理NICがダウンしても同一の仮想スイッチにつながっていれば引き続き通信できます(従来通りの動作です)。

c

ゲストチーミングしている場合は、アップリンクとなる物理NICがダウン(全滅)すると)、同一の仮想スイッチにつながっていても通信できないということです。これは、ゲストOSからリンクダウン状態として認識されるためのようです。

ogawadさん、いろいろどうもありがとうございました。

2012年10月26日金曜日

Windows Server 2012 Hyper-Vのレプリケーション

一部お客様向けに Windows Server 2012 の研修が始まり、私が担当しています。

さて、先週Hyper-Vレプリケーションで誤解を招く(というより、ほとんど間違っている)表現があったので、この場を借りて補足しておきます。

Windows Server 2012では、Hyper-V仮想マシンを他の物理マシンに連続的に複製できます。複製間隔はおよそ5分、さらに1時間に1回スナップショットを指定した世代分だけ残せます。

また、オプションとしてVSSによる「整合性のある」スナップショットを指定した時間毎に残せます(最短1時間)。

この複製は、前回との差分を複製しますが、実際に差分ディスクを作成するわけではありません。あくまでもイメージです。実際にはデータベースの「ログ」の方が近いようです(これもイメージですが)。

スナップショットを取ると、内部的に差分ディスクを作ります。しかし、5分に1回の複製は、スナップショットを作るわけではなく、差分ディスクも作成されません。

Windows Server 2012の新機能の詳細は、マイクロソフトTechNet Webサイト内の「Windows Server 2012」に掲載されています(日本語です)。

2012年10月22日月曜日

ターミナルサービスのシングルサインオン

あまり知られていないようなので、再掲載します。

Windows Server 2008では、Active Directoryドメインにログオンしたユーザーは、ターミナルサービスに対してシングルサインオン、つまりユーザー名とパスワードを省略し、現在のユーザーアカウントでてログオンできます。

これにはサーバーとクライアントの両方の設定が必要です。
ただし、サーバーの構成は既定値でシングルサインオンが可能ですので、実際に必要なのはクライアントの設定だけです。

グループポリシーで以下の値を設定してください。

[コンピュータの構成]-[ポリシー]-[管理テンプレート]-[システム]-[資格情報の委任]を開く

  • [既定の資格情報の委任を許可する]を[有効]に設定
  • サーバ一覧に「termsrv/ターミナルサーバのホスト名」を追加

ホスト名は、実際にアクセスするときの名前に一致している必要があります。

クライアントでドメインサフィックスまで含めて指定する場合は、ホスト名もFQDNでなければいけません。

グループポリシーで登録した名前と、クライアントで接続時に指定したホスト名が違う場合はシングルサインオンが機能しません。

詳しくは@ITの記事「Windows Server 2008の基礎知識」第10回ターミナル・サービスによるクライアントの仮想化(後編)へどうぞ。

この機能は、RemoteAppを使う時に特に重要です。アプリケーションを使うたびにアカウント情報を入力するのは面倒ですからね。

なお、Windows Server 2012でも基本は同じですが、VDI環境やRemoteAppなどでは自動的に委任が行われるようで、特別な設定は必要ありません。

2012年10月15日月曜日

マイクロソフト「ラーニングパートナーアワード」

今年もマイクロソフトのラーニングパートナーアワードをいただきました。

受賞者は昨年に引き続き、トレーナーアワードに伊藤将人が受賞しました。

これで、「マイクロソフト ラーニング パートナー アワード」創立以来、前回関連アワード毎年受賞の記録が一応更新されました。17回目です。

懇親会が、品川にある日本マイクロソフト本社の社員食堂で開催されました。残念ながら写真公開は禁止されているので、セミナールームでの表彰写真を載せておきます。

DSC00840S

副賞の盾は、後日名前を入れて返送ということです。

DSC00835S

ステンドグラスみたいでいい感じですね。

2012年8月10日金曜日

Windows Server 2008 R2トラブルシューティング(基礎編)

新コース「Windows Server 2008 R2トラブルシューティング(基礎編)」コースが8月15日(水)から始まります。

演習では、STOPエラーの簡単な解析や(本当に初歩の初歩ですが)、アプリケーションエラーの挙動を体験します。

STOPエラーを起こすのは難しいため、Sysinternalsのツール「NotMyFault」を使います。NotMyFaultについては拙ブログ「死の青い画面」で紹介しているので、こちらをどうぞ。

ユーザーモードのエラーは自分で作ろうと思い、Visual C++ Expressをダウンロードしてきました。他にもパフォーマンスモニターの演習用プログラムも必要だったので、以下の4本を作成しました。

  • ゼロ除算と記憶保護例外を起こすWindows Formアプリケーション
  • メモリを食いつぶすコマンドラインアプリケーション
  • CPU時間を食いつぶすコマンドラインアプリケーション
  • 何もしないダミーのアプリケーション

最近のコンパイラは、無意味な演算や変数を自動的に削除するので、最適化を抑制する必要があります。今回は変数に対してvolatile宣言を使いました。コンパイルオプションだと、あとで他の人が悩んでしまうかもしれませんので。

エラーを起こすアプリケーションは、1つで複数のエラーを起こすため、Windows Formを使ってボタンを並べました。

UserError

その他のアプリケーションは、ビルド後の実行ファイルにダミーデータを追加し、ファイルサイズを合わせ、ファイル名を変更しました。どういう風に使うのかは受講者だけの秘密です。

どれも数行から十数行のプログラムなのですぐにできましたが、受講者PC環境に持っていくとうまく動きません。

Windows Formアプリケーションは、NET Framework 4.0がないので動作しない、コマンドラインアプリケーションはVIsaul C++のランタイムライブラリがないので動作しない、ということです。

仕方がないので、受講者PCに両者をインストールしました。

ランタイムはともかく、.NETのバージョンはビルド時に変更できるはずなんですが、やり方が分かりません。Twitterでつぶやいたところ、マイクロソフトMVPの小野さんはじめ、何人かの方からアドバイスをいただきました。

この時、間違えて「C#」と書いてしまっために、特に小野さんにはかなりのご迷惑をおかけしました。改めてお詫びします。

結局、C#やVBはVisual Studioから変更できるが、C++は構成ファイルをエディタで編集しなければならない、ということでした。

実際に構成してみると、確かに「対象フレームワーク」が変更されます。

そこでビルドしてみたら以下のエラー

.NET Framework 2.0/3.0/3.5 は、v90 のプラットフォーム ツールセットを対象としています

VIsual Studio 2008を使え、ということのようです。

そういうわけで、演習環境には.NET 4.0とVIsual Studio 2010のランタイムがインストールされています。

2012年8月9日木曜日

ゲーデル、エッシャー、バッハ――あるいは不思議の環

Webサイト「Computer World」で連載中の「本の特盛り――横山哲也の読書のススメ」、第16回で紹介したのは『ゲーデル、エッシャー、バッハ――あるいは不思議の環

内容は、Computer Worldを読んでもらうとして、気になったのはサブタイトル。

原題は『Gödel, Escher, Bach: An Eternal Golden Braid』、頭文字を取って「GEB」と呼ぶことがよくあります。英語版も日本語版もWikipediaには注釈も付いています(「ゲーデル、エッシャー、バッハ」GEBと呼ばれる」。本文中にも、GEB、EBG、などと並び替えたフレーズも多用されており、一度でも読んだ人なら印象に残っているはず。

そして、サブタイトルの「Eternal Golden Braid」の頭文字を取るとEGBとなり、GEBを並べ替えたものになっています。

そこで気になるのが、サブタイトルの日本語訳。「あるいは不思議の環」です。

英語版ペーパーバックの表紙は「ペンローズの三角形」ですし、エッシャーの作品には「滝」のように、ペンローズの三角形をモチーフにしたものが多くあります。三角形は、ある種の環ですから、直訳ではないにしても、それほど変な訳ではありません。

が、せっかくの言葉遊びが活かされていません。タイトルは編集者に命名権があるのが一般的ですが、他の人は黙っていても柳瀬尚紀が黙ってはいなかったはずです。

この本にはいろんな疑問が提示されていますが、私にとってはこれが一番の謎です。

Penrose_triangle
ペンローズの三角形

SONY DSC
英語版ペーパーバック、黄色いのがペンローズの三角形。
ライトノベル「涼宮ハルヒ」シリーズの登場人物「長門有希」も読んでいた。
(掲載許可撮ったので顔出し。モデルは「しの」さん)

2012年7月30日月曜日

「オンラインラボ」終了(追記あり)

個人的に使っている、特定の製品やサービスの話はなるべく書かないようにしているのですが、今回は特別。

オンラインラボ」という、写真プリントサービスが終了することになりました(「お客様へ大切なお知らせ」。

このサービス、もともとはミノルタが行なっていたもので、コニカとの合併後も引き継がれたのですが、カメラ事業撤退に伴い、別会社に売却されました。

私が作品展用の写真をプリントするときは、フィルム時代はカメラ量販店経由の「プロラボサービス」を使っていました。そして、デジタルに移行してから使っていたのが「オンラインラボ」です。

もともとミノルタのカメラを使っており、ユーザー向けWebサイトからリンクが張ってあったため、オンラインラボの存在は知ってました。

その後、コニカミノルタとして2004年に「匠プリント」が始まりました。このサービス、申し込めばWeb上にあるサンプル写真を印刷したものを郵送してくれました。自分のモニターの色と、印刷の色を合わせた状態で、写真の色を調整して印刷を依頼すれば、思った色に仕上がる確率が高いというわけです。

しかも校正刷りサービスがあり、自分の写真を事前に試し刷りをすることもできました。完全無料だったか、何回かまで無料だったか忘れましたが、少なくとも1回は無料だったはずです。もちろん実際に印刷を申し込むのが条件でしたが。

展示会に多い、4つ切りサイズ(A4より少し大きい)を、高品質に印刷するのにちょうど良かったんですが、最近は展示会もA4での出展が増えたので、使わなくなりました。

大判プリントを高品質で行えるサービスは少ないのですが、家庭用のプリンタの品質が上がり、A4を超えるプリント需要が減った結果、事業として成り立たなくなったのでしょう。

ところで、今調べたら「オンラインラボ」は、すべてオープンソースのシステムで作られていたそうです。

写真は、数年前にオンラインラボでプリントした写真。

05B0322-S0037-S

追記

オンラインラボの方からTwitterで丁寧な返事を頂きました。

2012年7月12日木曜日

ライトノベル「なれる!SE」

Webサイト「Computer World」に、「本の特盛り――横山哲也の読書のススメ 第15回」として、ライトノベル「なれる!SE」を取り上げました。

担当編集の方には、こんなサブタイトルを付けてもらいました。

「あり得ないだろ」と突っ込みつつ一気読みできるIT業界強引ファンタジー

この本は、日経BP記者の中田さんに(強引に)勧められて読みました。中田さんはよほど気に入ったらしく、自分の元上司にも強引に読ませたそうです。その時のTweetがこれ

これを受けて、元上司の谷島宣之氏が書いた記事がこちら。

記者の眼「『萌えるSE』と「燃える営業」、永遠の闘い」

ストーリーなどは、ことらの方がよく分かるので、ぜひ読んでみてください。

2012年6月26日火曜日

さようなら冴子先生2010

2010年に、Office 2010のプロモーションとしてリアル冴子先生が登場、いったん6月末で終了したものの、その後復活、さらにTwitterで継続的な活動をしていらっしゃいました。

その活躍は別のブログに書きました(「【バージョン2物語】冴子先生2010は冴子先生バージョン2ではない」など)。

それも今月で終わりだそうです(日付をクリックすると元の発言にジャンプします)。

ところで、前にも書いたと思うのですが、自慢なのでもう一度。実は、私が冴子先生2010のアイデアを出したそうなんです(本人は忘れてました)。 冴子先生、本職はモデルさんだそうです(公式ブログ「Kazumi☆オフィシャルブログ」)。

お疲れ様でした。また何かの機会にお会いしましょう。

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2012年6月15日金曜日

IPv6のランダムアドレス

ちょっと古い記事の再掲載ですが、たぶん変更はないと思います。



IPv6のアドレスは、MACアドレスから自動生成されます。
しかし、それでは機器固有の情報が外部に伝わってしまいます。
そこで、ランダムなアドレスを生成し、定期的に変更する規格ができています。
Windowsでは既定でランダムアドレスを使います。
固定したアドレスを使いたい場合は以下のコマンドを実行します。
netsh interface ipv6 set global randomize­identifiers=disabled
詳しくはCable Guyのページをどうぞ。

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2012年6月7日木曜日

デジタル化は大衆化

古い友人である及川卓也さんの著書「挑まなければ、得られない」は、ブログ「Nothing ventured, nothing gained」を書籍化したものです。

ブログには、Creative Commonsの「CC BY 3.0」、つまり著作者のクレジットを表記すれば自由に利用できる旨が宣言されています。書籍は、利害関係者が多く、著者が関与しているのは全体の10%程度なので、こちらはCreative Commonsではありません。

Creative Commonsというのは、ある作品を土台に、さらに高いレベルの作品を生み出すための宣言です。だから、及川さんのブログをもとに、さらに深く考えることが期待されているのだと考えていいはずです。

そこで、「挑まなければ、得られない」で取り上げられた「Nothing ventured, nothing gained」の記事をを読んで思ったことを時々書いていきたいと思います。

まあ、この前置きが一番立派で、内容は大したことないと思います。以下の記事を書いてからそう思いました。せっかく書いたので公開しますが、自分が思ったことを書いただけです。


デジタル社会に生きるということ」(Nothing ventured, nothing gained)

この記事に、「デジタルは文化を再生産する」というフレーズがあった。デジタル化された時点で、劣化なしに複製ができる上、加工も用意である。フィルム撮影された写真に傷があった場合、昔は職人さんが筆で消していた。これを「レタッチ」と呼ぶ。レタッチ(retouch)は、「タッチし直す」という手作業を意味していたが、現在は画像編集ソフトで簡単にできるし、失敗してもすぐやり直しができる。

私が大学生の頃にCD(オーディオ)が発売された。当時はデータ保存用にCDを使うことは想定されていなかったし、CDを丸ごとコピーできる記憶媒体も存在しなかった。ハードディスクの容量が200MB程度の頃だったと思う。

それでも、デジタル化されることで劣化のないコピーが低コストでできることは理解できた。当時、CDを高級オーディオと思っている人も多かったが、44.1KHzでサンプリングした音楽が「高級」とは言えないことは明らかだった。

オーディオには特別な思い入れがなかったので、比較的早い時期(1985年)にCDプレーヤーを購入した。日本マランツの製品で、今調べたらたぶんCD-34という型番だと思う。

当時は、アナログレコード(LP)とCDが当時発売されるケースが多かったのだが、CDの方が若干高価で、しかも特典はLPのみ、というケースが多々あった。

たとえば、斉藤由貴のCDなんかも、LPだけにポスターが付いていたと記憶している。これはかなり魅力的だったのだが、結局CDだけを買った。

斉藤由貴のCDは今でも問題なく再生できる。そのちょっと前に買ったLPには反ってしまって再生できないものもあるので、たいいへんありがたい。しかも、今のうちにCDの内容をコピーすれば、CDそのものが劣化しても内容を保存できる(これは面倒でやってないけど)。

アナログ記録を行なっていたレーザーディスクは完全に消えた。ディスクサイズが大きかったのが問題ではないと思う。アナログ故に、量産しても低価格化が難しかったのではないかと想像する。

その点、DVDは今後の利用も期待ができる。DVDプレーヤはCDを再生できるし、Blu RayプレーヤーもDVDを再生できる。喜ばしいことである。

ひとつだけ気になるのはコピー保護機能だ。このおかげで、コンテンツの寿命が媒体の寿命で制限される。DVDのコピー保護はほぼ完全に破られているが、現行の日本の法律では保護されたDVDの内容をハードディスクにコピーするだけで違法になる。著作権法的には何ら問題ない行為だが、別の法律で制限されている。Blu Rayに至っては、コピー保護機能をあとから強化する機能を最初から備えているため、コピーそのものが非常に難しい。困ったことである。

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2012年6月4日月曜日

ラジオボタンの悲劇(追記: 写真入れました)

歴史は繰り返さないが韻を踏む――GUIパーツの変遷」という記事を書きました。

【追記】この記事はなくなっているので、改めて「GUIパーツの歴史」という記事を書きました。あわせてご覧ください。

意外に大きかった反響が「ラジオボタンってそういう意味だったのか」です。

「ラジオボタン」は、カーラジオのボタンに由来します。20年以上前にそう習いましたので、確かでしょう。

40歳以上の人は「カーラジオのボタン」でだいたい分かってくれます。30歳代はプッシュボタン式のカーラジオそのものを知らないようです。サンプル数は3ですので全然当てになりませんけど、まあそんな感じです。

そして、特定のボタンに放送局をセットする方法は誰も知りませんでした。ふつうは販売店が設定してくれますから、知らないのも無理はありません。

私も、確実にこうだと言い切れるほど確かな記憶はありませんが、確か以下の手順です。

  1. 設定したいボタンを引っ張る
  2. 選局する
  3. 引っ張ったボタンを押し込む

たぶん合ってると思いますが、確かめようがありません。

今はデジタルになって[SCAN]と[SET]の両ボタンを利用するのが一般的ですが、そもそも地域を合わせるだけで自動的に設定してくれます。1つずつセットする必要はありませんね。

Radio
Typical car radio of analog era. For Toyota's car, made by Fujitsu Ten.
(CC BY-SA 3.0)

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2012年6月3日日曜日

Hyper-V用のスクリプト

以前に書いた記事の再掲載です。

Hyper-Vを操作するスクリプトは、PowerShell用の拡張が公開されていますので、そちらを使う方が簡単かもしれません。

詳しくは、私が書いたマイナビの記事「【管理効率化への挑戦】PowerShellで仮想環境も管理!! Hyper-V、SCとの連携」をご覧ください。

また、Windows Serve 2012では標準でPowerShellコマンドレットが利用できるようになります。

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Hyper-Vを制御するためのスクリプトは、Virtual Serverと互換性がありません。
Hyper-VがWMIベースなのに対して、Virtual ServerはCOMベースという違いもあります。
Hyper-VのWMIプロバイダは以下のブログが分かりやすいようです。

ただし、「Hyper-V RC1」緊急レビューに掲載されているスクリプトを日本語版Windowsで利用する場合は

if VM.Caption = "Virtual Machine" then

if VM.Caption = "仮想マシン" then

に書き換える必要があります。

caption属性という、言語ごとに違う表記を使うのはおかしいと思いますが、他のサンプルでもそうなっているようです。

以下は、修正済みのスクリプトです。
現在実行中の全仮想サーバーのスナップショットを取ります。

Option Explicit 
Dim strComputer
Dim WMIService
Dim VMManagementService
Dim VMSystemSettingData
Dim VMs
Dim VM
Dim ret

strComputer = "."
Set WMIService = GetObject("winmgmts:\\" & strComputer & "\root\virtualization")
Set VMs = WMIService.ExecQuery("SELECT * FROM Msvm_ComputerSystem")
Set VMManagementService = WMIService.ExecQuery("SELECT * FROM Msvm_VirtualSystemManagementService").ItemIndex(0)

For Each VM In VMs
if VM.Caption = "仮想マシン" then
if VM.EnabledState = 2 then
WScript.StdOut.Write VM.ElementName & "is running. Creating Snapthot..."
set VMSystemSettingData = (VM.Associators_("Msvm_SettingsDefineState","Msvm_VirtualSystemSettingData")).ItemIndex(0)
ret = VMManagementService.CreateVirtualSystemSnapShot(VM.Path_.Path,VMSystemSettingData)
if ret = 0 or ret = 4096 then
WScript.StdOut.Write "Success."
else
WScript.StdOut.Write "Failed."
end if
end if
WScript.StdOut.Write vbCrLf
end if
Next

2012年5月30日水曜日

Windows Updateが実行できなかった

何ヶ月か前に、デモマシンとして同僚に借りたノートPCを、もう一度借りました。
ラッキーなことに、以前のディスク内容が残っていたので、そのまま使うことにしました。

しばらく期間が空いたので、Windows Updateをかけようとしたらエラーが出ます。
最初はWindows Updateの画面が表示されません。
そのうちに表示されるようになったのですが、今度は

現在サービスが実行されていないためWindows Updateで更新プログラムを確認できません。
コンピューターの再起動が必要な可能性があります。

と表示されます。
調べたら、Microsoft Answersに同じ質問が出ていました。
以下のコマンドを実行すればよいそうです。

net stop wuauserv
cd %systemroot%
ren SoftwareDistribution SoftwareDistributionold
net start wuauserv
net stop bits
net start bits
net stop cryptsvc
cd %systemroot%\system32
ren catroot2 catroot2old
net start cryptsvc

今、Windows Updateを実行中です(カタログが消えたためだと思いますが時間がかかってます)。

ところで、RENコマンドって、いつからディレクトリ名の変更ができるようになったのでしょうか。

2012年5月29日火曜日

携帯電話からのアクセス

このブログは「Blogger」というシステムを使っています。

このシステム、割に気に入っているのですが携帯電話に対応していません。
今まで携帯電話用だと思っていた「モバイル」というリンクは、何とスマートフォン用だったのです。

レイアウトがちょっと変だと思ってたんですよね。
でも、一応アクセスできていたので気付きませんでした。

先日、久しぶりに携帯電話からアクセスしたら全く反応しません。
おかしいと思って調べたらまさかの非対応。

で、Googleが携帯電話用にWebサイトを変換するツールを公開しているようなので、それを使ってみました。

サイドバーのリンクも変更しました。しかし、URLが長いとQRコードも複雑になるんですね。
当たり前の話ですが。

2012年5月28日月曜日

ユーザープロファイルの仮想化

古いブログに書いた記事の再掲載ですが、現在でも状況は同じです。
同じ技術でも、時代が変わると位置付けが変わることがあります。

当初、「移動プロファイル」は、「少数のPCを複数の利用者で共有する」という状況を想定していました。
WIndows NTの教育コースでは確かにそう言ってました。

その後、Windows 2000やWindows XP時代になって「1人1台」の環境が当たり前になり、移動プロファイルの重要性は低下しました。

しかし、リモートデスクトップサービス(ターミナルサービス)が登場してから、少し使い方を変えて、ふたたび脚光を浴びています。

使い方が変わったので、新しい名前を付けたということでしょう。


米国のTechEd 2008のセッションスライドを見ていて思ったこと。

マイクロソフトの仮想化技術といえば以下の4つということになっていました。

  • サーバー仮想化: Virtual Server / Hyper-V
  • デスクトップ仮想化: Virtual PC
  • プレゼンテーション仮想化: Terminal services
  • アプリケーション仮想化: App--V (旧称SoftGrid)

ところがスライドには "Profile Virtualization" の文字が...
よく見たら「移動プロファイル」と「オフラインファイル」でした。

移動プロファイルはWindows NTからあるし、オフラインファイルもWindows 2000からあります。
そのときは「仮想化」なんて誰も言っていません。
まあ、仮想化と言えば仮想化なんですが、単に流行に乗った感じもします。

じゃあ、これはどうでしょう。

  • USBフラッシュメモリ仮想化: あらゆるUSBフラッシュメモリ機器をハードディスクとして見せます。
  • マウス仮想化: PS/2マウスもUSBマウスも、メーカーを問わずマウス移動と左右ボタンのクリックが可能です。

考えてみたら、OSの仕事のほとんどは「仮想化」ですね。

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2012年5月25日金曜日

クラウディアさんのキットカット

ちょっと古い話になってしまいます。

4月24日(火)から2日間にわたって開催された「Windows Developer Day」の展示会場で、マイクロソフトのキャラクタ「クラウディア」を描いた「キットカット」が、クラウディアさんのコスプレをした女性によって配布されていました。

クラウディアさんについては、マイクロソフトの「クラウドガール」をご覧ください(絵が萌え系なので、オフィスで開くときは注意してください)。

クラウディアのキャラクタ使用権は、初音ミク並にゆるく、実質的には(非商用であれば)誰でも自由に使えます(正確な規約は「Windows Azure公認キャラクター利用ガイドライン」をご覧ください)。

昔は、キャラクターの使用権を独占し、希少性によって価値を高めるというのがブランド戦略の基本でした。しかし、現在は広範囲に使ってもらうことで露出度を上げ、広く認知させる戦略が増えてきました。

Windows Azure公認キャラクター利用ガイドライン」を読むと、マイクロソフトは二次創作を使う権利も持つようです。古い価値観だと、マイクロソフトが創作者の成果にただ乗りするように見えますが、そうではありません。良い二次創作ができれば、マイクロソフトが無償で宣伝してくれるわけで、創作者にとってもメリットがあるわけです。

マイクロソフトと言えば、「ホビイストへの公開状」(1976年)で有名です。これは、PCソフトウェアが「有償の製品」であり、「不正なコピーは禁止」と主張したものです。今となっては当たり前のことですが、当時のホビー業界は「成果は無料で公開する」という風習がありました。

クラウディアの規約を見ると時代の変化を感じます。もちろん、利益の源であるソフトウェア製品と、イメージキャラクタとは全然扱いが違うのは当然ですが、本業であるソフトウェア製品もオープンソースに肩入れするなど、変化が見られます。これだけ大きな会社になっても、時代の流れを見据えることができるのは素晴らしいことです。

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2012年5月24日木曜日

マイクロソフトMVPアワード10年連続受賞

マイクロソフトMVP (Most Valuable Professional) アワード プログラムは、マイクロソフトの製品や技術に関する知識と経験を、コミュニティやメディアなどを通して共有している個人を表彰するものです。現在、世界で4,000 名を超えるMVPがいるそうです。

アワード有効期間は1年なので、毎年審査があります。日本でMS MVPの認定が始まったのは2002年からで、私は2003年から2011年まで連続で「Directory Services (Active Directory)」の分野で受賞してきました。今年は「Virtual Machines (Hyper-V)」に分野を変えて、10年連続受賞となりました。

事務手続きの問題で、日本で2002年に受賞した人も2003年扱いになっているようで、同時に「10年記念」のリングを頂きました。実物はグローバルナレッジネットワーク新宿ラーニングセンターのロビー(休憩コーナー)に置いてあります。

初期の頃は、受賞するたびに記念の盾が贈られていたのですが、2010年からはリングを足していく形になっています。


▲透明なので写真撮影が難しい

 
▲リングを拡大したところ

MVPアワードには数々の特典があります。これは「コミュニティ活動に対して今まで以上に力を入れろ」という意味だそうです。今年はWindows Server 2012とWindows 8が登場する予定です。本業での講習会はもちろん、コミュニティ活動にも力を入れていきたいと思います。

なお、10年連続受賞は日本で数名、世界全体でもかなり少ないそうです。

【追記】日本での10年連続受賞者は以下の4名です(敬称略)。

  • 渋木宏明 Visual C#
  • 小野修司 ASP.NET/IIS
  • 小鮒通成 Directory Services
  • 横山哲也 Virtual Machine

私はずっとDirectory Servicesだったので、9年間同じジャンルで連続受賞したということになります。これはかなり珍しいことですが、よっぽど人材不足なのかもしれません。

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2012年春のBBQ

5月19日(土)に、会社の仲間たちとバーベキューパーティをしました。

毎年やっていますが、たいていは秋に1回で、春にやるのは久々です。
なぜなら春は新人研修でみんな疲れているから(幹事の鈴木さん、羽部さん、いつもどうもありがとうございます)。

最盛期はダッチオーブン2基を備え、ローストビーフやタンドリーチキンまで作った時もありました。

今年は春も開催されました。例年よりもスタートが若干早かったようで、遅れていった私は名物の「絵に描いたようなBBQ串」を見ることができませんでした。また次回でも紹介したいと思います。

せっかくなので、いくつか写真を載せておきます。
許可を取っていないので、人間の顔はありません。

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▲ダッチオーブンで作ったローストビーフ
今回はダッチオーブン1基

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▲ローストビーフを盛りつけます

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▲ワンコも参加

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▲サンマを焼いて

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▲炊き込みご飯の要領で米を炊きます

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▲できあがり。恒例のサンマご飯(春にしなくてもいいと思うけど)

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▲締めはヤキソバ

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▲デザートは焼きマシュマロのチョコレートがけ

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▲そして焼きバナナのチョコレートがけ

よく「家に帰ってブログを書くまでが○○です」と言います。
これで、やっとBBQも完了できました。

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2012年5月21日月曜日

金環食を見ました

今朝は金環食でした。「皆既日食ほど暗くはならない」と聞いてはいましたが、確かに薄暗くなったくらいでした。

減光フィルターは買ってなかったのですが、幸か不幸か時々雲がかかったため、その瞬間に太陽を狙いました。

私のカメラは、電子ビューファインダー(EVF)なので、レンズを通った光が直接目に届くことはありません。万一、撮影中、急に雲が切れてもカメラを痛めるだけで済みそうです。

ただ、普通の一眼レフだと、雲の切れ目(晴れの切れ目?)を狙うのはかなり高いリスクを伴うので、やめたほうがいいでしょう。突然雲が切れたりすると大変です。

 

猫写真教室の先生は、紙に小さな穴(ピンホール)を開けたもので影を観察していたそうです。ピンフォールカメラで映像が映るように、ピンホールで太陽を映すと太陽の形、つまり日食なら欠けた太陽が映るためです。Twitterでは、木漏れ日の影が紹介されていました。

ただ、始まってみるとやはり直接見たかったようで「ワインの瓶じゃ駄目かなあ」「サングラスじゃ駄目かなあ」とおっしゃっていたそうです(両方だめです)。

ところで、同僚の中田は休暇を取って遠征したようですが、どんな写真が撮れたのでしょうか。

2012年5月18日金曜日

金環食に興味はありますか?

5月21日(月)は、日本の多くの地域で金環食を見ることができます。

滅多にあることじゃないので、写真を撮ろうと思ったのですが、太陽用の減光フィルターは1万円もします。しかも、手持ちのレンズと大きさが違うので、大きめのフィルタを買って「ステップアップリング」で調整する必要があります。ステップアップリングの値段もばかになりません。

同僚に言ったら

「日食が終わったら、黒点観測でもしたら?」

と言われましたが、別にそんな趣味はありません。

そういうわけで写真撮影はあきらめて、目視観測用のフィルタを買いました。860円です。

子供の頃、太陽観測には色の濃い下敷きや、現像済みのモノクロフィルムの黒い部分を使えと言われたのですが、いずれも目には悪いそうです。

私は、レンズフィルターで有名な会社のものを買いました。

なお、私、5月21日(月)は「サーバーシステムオーバービュー」を実施する予定です。

「きっとお客さんも金環食を見たいから、午後からの実施にしたらどうでしょう」

と上司に提案したら、即答で「駄目です」と言われてしまいました。

ところで、今は「日食」「月食」と書きますが、別に太陽や月を食べるわけではありません。正確には「蝕」の字を使い「むしばむ(蝕む)」、つまり、虫がはむ(食む)ように消えていくことを意味します。

ところで、最新の天気予報では東京地方の21日朝は曇りだそうで、ちょっと残念ですね。

2012年5月16日水曜日

トークショーに行ってきました: 女の子を殺さないために 解読「濃縮還元100パーセントの恋愛小説」

5月5日(土) 19:30- 池袋ジュンク堂書店のトークセッションに行ってきました。

女の子を殺さないために 解読「濃縮還元100パーセントの恋愛小説」』刊行記念ということで、著者で評論家の川田宇一郎氏に加え、ゲストとして文筆家の栗原裕一郎氏が、司会として作家の高原英理氏が登壇しました。

出版社の宣伝では、村上春樹論が中心のようになっていますが、実際には庄司薫を中心に、川端康成や村上春樹について論じています。詳細は「本の特盛り――横山哲也の読書のススメ 第11回」をご覧ください。

書籍の発行部数に比べ、書店の方がずっと多いので、書店では新刊書さえ入手できないことがあります。書店には書店の良さもあるのですが、入手の手軽さではインターネット書店にはかないません。

書店としては、単に書籍を売るだけでなくトークショーのような体験できるイベントで集客するのでしょう。CD店が店内でミニライブ(インストアライブ)を実施するのと同じことです。

さて、今回のトークセッションですが、企画したジュンク堂の試みはありがたいのですが、川田氏とゲストの栗原氏がまったくかみ合わず、たいへん緊張感のあふれたセッションとなりました。途中で、観客の一人が「ぜんぜんかみ合わないから話題を変えた方がいいのではないか」と割り込むくらいです。

栗原氏はそれなりに庄司薫作品を読んでいらっしゃるようですが、どうも作品があまり好きではないようです。しかも、庄司薫4部作の作者自身による解説書というべき『狼なんか怖くない』を読んでいないようで、さらにピントがずれてきます。

たとえば「『海のような男になろう』と言っているのに、その実現性が語られていない」といった指摘がありました。小説『赤頭巾ちゃん気を付けて』は、決意するまでの話ですが、小説内に実現のための方法のヒントが隠されており、さらに具体的な内容が『狼なんか怖くない』で十分に語られています。『女の子を殺さないために』には、『狼なんか怖くない』に対する言及は多くないのですが、庄司薫の読者なら必ず読んでいるはずです。

評論であれば、作品に対する愛情は不要だし、もしかしたら邪魔になるかもしれません。川田氏が「庄司薫作品を好きですか」と聞かれて、「ええ、まあ、え、好きですね」と答えに躊躇があったのは、評論家としての立場を考えたのかもしれません。

でも、トークセッションのゲストには、やっぱり作品を好きな人を呼んでほしいと思います。池袋ジュンク堂のトークセッション企画担当者には感謝していますが、人選はもう少し考えていただければ幸いです。

トークセッションは、最後の質疑応答から急に面白くなります。最初から質疑中心でやった方がよかったのではないかと思うくらいです。その場で質問を受けるのは難しくても、事前に募集できたかもしれませんね。

川田氏が、一番好きな作品は『白鳥の歌なんか聞こえない』で、一番よく出来ていると思う作品は『赤頭巾ちゃん気を付けて』だそうです。これは私の評価と一致します。

さよなら怪傑黒頭巾」は、ノンちゃんとアコちゃんという魅力的な女性が登場するし、薫君のお兄さんも登場する豪華な作品ですが、残念ながら由美ちゃんが登場しません。

僕の大好きな青髭』は、作品自体がよく分からない。雑誌連載はずっと面白かった、というのが川田氏の弁ですが、実際、単行本の方はちょっと不自然なくらい適当な作品に見えます。

その点『白鳥の歌なんか聞こえない』は、由美ちゃんのための作品で、生と性と死が青年らしく描かれていて好きです。

一方の『赤頭巾ちゃん気を付けて』は、よく出来ていて他人に推薦するならこの作品ですが、ファンとしては完成度が高すぎる感じがします。

なお、「庄司薫作品が、新潮文庫からリニューアル刊行されるのに合わせて出版したのか」と聞いたところ、偶然ということでした。すばらしいタイミングです。

庄司薫は、高校時代に読んで、何度も読み返した、私としては珍しい本です。また注目されているようで、ファンとしては喜ばしい限りです。


【追記】

栗原氏ご本人から、以下のコメントをいただきました。

>栗原氏はそれなりに庄司薫作品を読んでいらっしゃるようですが、どうも作品があまり好きではないようです。しかも、庄司薫4部作の作者自身による解説書というべき『狼なんか怖くない』を読んでいないようで

たまたま見てしまったのでコメントしますが、憶測で適当なことを書かれるのは迷惑ですね。批判するのであれば、せめて当日言及された拙著をお読みになってからにしていただきたい。

ご指摘の通りです。大変失礼しました。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

2012年4月21日土曜日

学校の教師と自動車教習所の教官

先週は複数社合同の新人研修(我々はMIX TRAINと呼んでいます)で、コンピュータ入門からネットワーク、そしてデータベースからプログラミングの基礎まで担当しました。

データベースをきちんと教えるのは初めてですし、プログラミングは10年以上ぶりですが、なんとか理解していただけたかと思います。

新人研修は、時間が長いことが多い上、報告書を読んだり、講師所感を書いたり、いろいろ忙しいのですが、受講者の反応が新鮮で、毎年楽しみにしています。

新人研修の内容が、受講者の動機付けになり、先輩社員が「今年の新入社員はよくできる」と言ってもらえるようになればいいのですが。

ところで、同僚の田中淳子が、ITメディアのブログで「「こんなに元気になりましたっ!」と病棟を訪ねることは医療従事者の喜びにつながるのだそうです」という記事を書いていました。

我々も、研修を提供したあとで「こんなに役に立ちました」とおっしゃっていただくときが一番やりがいを感じます。

ですが、あんまり面と向かって言われるのはちょっと恥ずかしいというか、「こういうとき、どういう顔すればいいのか、わからないの」っていう感じになってしまいます(オタク仲間からは「笑えばいいと思うよ」って言われると思いますが)。

そういうわけで、本当は嬉しいくせに「あ、そうですか」みたいな素っ気ない返事をしてしまいそうです(実際はもうちょっと丁寧にお礼を言います)。

教育関係の評論で有名な内田樹さんの著書「先生はえらい」に、学校の教師と、自動車教習所の教官について書いてありました。教習所では現場ですぐに役立つ技術を教えてくれるのに、たいていの人は教官の顔も名前も覚えていない。学校の授業内容が実生活で直接役立つことはあまりないのに、多くの人が顔と名前を覚えていて、人生が変わるほどの影響を受ける、ということだったと思います。

教育サービスの仕事は、特に技術教育の場合は自動車教習所に近い位置付けです。要するに役に立てばそれでいいわけで、担当講師のことなんか忘れてもらって構いません。講師の印象なんて、仕事には何の役にも立ちません。いっそ、研修を受けたことも忘れてもらって、全て自分で学んだと思ってもらった方がむしろ幸せです。それだけ自分の身に付いたということですからね。

2012年4月5日木曜日

Windows Developer Daysに行きます

仕事の都合が付いたので、4月24日(火)と25日(水)に開催される「Windows Developer Days」に参加します。私は開発者ではないので、もちろん一般参加です。

このイベント、あの手この手で宣伝されているので、何か大きな発表があるか、あるいはよっぽど集客できていないかどちらかだと思います。

Windows 8のイベントに人が来ないというのは考えにくいので、大きな発表があるのじゃないかと思います。

開発者の皆様へ ~ Windows 8 のアプリケーション開発を始めませんか。 | Windows Developer Days

2012年4月1日日曜日

Windows 8のServer Coreで動作するWebブラウザ

Windows 8では、Server Coreとしてインストールしたサーバーに、あとからGUIを追加したり、あるいはフルインストールしたサーバーにあとからGUIを抜いたりできます。

詳しくは、ASCII.jpの記事「ベータ版登場のWindows Server 8はServer Coreが基本に」をご覧ください。

Windows Serverは、バージョンが上がるたびにコマンド機能が追加され、Windows Server 2008ではほぼ全ての機能がコマンドでもGUIでも操作できます。

マイクロソフトは、特にPowerShellを重視しているようで、PowerShellでしか操作できない機能もいくつかあります。

従来は、コマンドごとに別々の体系だったのが、PowerShellでかなり統一されました。ネットワークの構成など、まだまだ改善すべき点もありますが、日常的な作業はそれほど不便はないはずです。

1つ残念なのが、Server CoreにWebブラウザがないことです。「サーバーはサーフボードではない」つまり「ネットサーフィンは目的ではない」とマイクロソフトの人は言ってました。その通りですが、Webにアクセスしたいこともあります。

たとえばWindows Update。Server CoreでもWindows Update機能はもちろん組み込まれています。sconfigコマンドを使えば、自動更新の構成も更新のダウンロードと適用もできます。しかし、適用する更新プログラムを自由に選択する機能がありません。

WSUSなどを使って、管理者が適用する更新を選択することを想定しているのでしょうが、単独で使うには不便です。

4月1日記: Windows 8のテキストブラウザ

どうやら、Windows 8ではServer CoreベースのWebブラウザが利用できるようになりそうです。

もともとServer CoreにもIEのエンジンは含まれているようです。マイクロソフトのセキュリティ更新のリストを見ているとIEの更新であるにもかかわらずServer Coreに適用しないといけないものがありました。

またServer CoreにもGUI機能が皆無というわけではありません。メモ帳やレジストリエディタはGUIアプリケーションとして動作します。

Windows 8には、どうやらLynxをベースにしたテキストブラウザが搭載されるようです。

Lynxは古くからあるブラウザで、GUIを一切使いません。ただし、現在のバージョンは(Win32版を使う限り)テキストウィンドウは使うようです。

Windows 8に搭載されるのがどういう形になるかは分かりませんが、メモ帳のような形式になるのではないかと予想しています。

Lynx

Win32版のLynx。Windows Updateに接続したところエラー画面が表示された。Windows 8の製品版が出る前には対応しているはず。

2012年3月27日火曜日

RDセッションホストと、RDセッションブローカー

今日は「マイクロソフト クライアント仮想化ソリューション(#50590) ~リモートデスクトップとVDI~」を担当しました。

1つ、答え切れなかった質問があるので、この場を借りてお答えします(1日の講習会だと調べきれないことがあります)。

【質問】
リモートデスクトップサービスで、リモートデスクトップセッションホスト(RDセッションホスト)を負荷分散しており、リモートデスクトップ接続ブローカー(RD接続ブローカー)を構成しています。

ここで、RDセッションホストとしてAとBの2台があるとします。両ホストはサーバーファームFを構成しています。

ユーザーXがファームFに接続したところ、Aにログオンしました。その後、Xのセッションを残してAのネットワークが切断されました。現在、ネットワークは切断されたままです。

ユーザーXが、ファームFに再接続したらどうなるででしょう。RD接続ブローカーは正常なのでAに再接続されるはずですが、Aは停止しています。

【実験】
権威のある文献を探しきれなかったので、実際にやってみました。

仮想マシンでA、B、2台のRDセッションホストを構成し、RD接続ブローカーに登録します。
次に、DNSラウンドロビンの機能を使ってファームFを構成しました。

ユーザーXでファームFに接続し、Aにログオンしたことを確認して、仮想マシンAの状態を保存しました。

その後、ユーザーXでファームFに再接続すると、Aに接続しようとします。しかしAは応答しないので、リモートデスクトップクライアントがエラーを起こし、接続に失敗します。

もちろんファームFではなくBのIPアドレスやホスト名を使って明示的に接続することは可能です。

その後、Aを復旧してからファームFに接続すると、無事Aに接続されました。

【結論】
RD接続ブローカーのセッション情報は、RDセッションホストの死活を監視せず、機械的に以前のセッションを復元しようとする。

セッションを保持する時間を制限する、管理者に依頼してセッションを強制的に切断する、といった工夫が必要なようです。

RD接続ブローカーを含め、リモートデスクトップサービスの詳細は、マイクロソフト高田祐二さんのブログ「Windows Server 2008 R2 RDS の構築・設計指針」が参考になりました。合わせてご覧ください。

2012年3月9日金曜日

公式ブログ「Win Win Windows」

あまり読者が居なさそうなのですが、グローバルナレッジの公式ブログに「Win Win Windows」があります。マイクロソフト技術関連の講師が交代で毎月書いています。

今月は、鈴木和久による「Windows Phone SDK 7.1 の開発環境構築」です。.NET関連のプログラミング講習を担当しています。

世間的には、スマートフォン用のアプリケーションが盛上がっているようです。ぜひお読みください。

さて、このブログ、月1回連載なんですが、先ほど私の上司が「じゃあ、(鈴木さんは)結局どんなアプリケーションを作ったのか、続きを(すぐ)書け」とプレッシャーをかけていました。

ところで、写真に登場する手は、グローバルナレッジでオラクル関連の講習を担当している栗山真由美です。今回は「手タレ」として登場しました。ぜひ、爪のネールアートにご注目ください(ネールアートは爪に決まってますが)。

2012年3月5日月曜日

Hyper-V & Virtual Server & SYSPREP

Windows Server 2008で、Hyper-V役割を追加してからSYSPREPをかけると、Hyper-Vが無効になります。役割は追加されたままですが、ハイパーバイザが起動しない模様。

R2では直っているので問題はありません。

これは、KB954356で解説されていますが、機械翻訳は久々にひどい感じです。
まず、一部の文章が英語のままです。しかも、コマンドの順序が入れ替わっている上、一部のスペースが抜けてます。

日本語: Bcdedit hypervisorlaunchtype auto/set {current}
英語: Bcdedit /set {current} hypervisorlaunchtype auto

ところが、この文書に従ってハイパーバイザを有効にしても、ネットワークが正しく動作しません。

Hyper-V用の仮想ネットワークアダプタが動作していないようです。
いったん、仮想ネットワークを初期化してから再作成すると「その物理ネットワークアダプタは既に使われています」という意味のエラーが出ます。

復旧には、KB954356の方法に加え、すでに作られてしまった仮想ネットワークアダプタのレジストリキーを削除する必要があるようです。

仮想ネットワークアダプタの問題はR2でも解決されていませんが、「気にしない」という解決方法もあるので、まあいいでしょう。

2012年2月6日月曜日

Hyper-Vとイリノイ大学

2007年、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校でACM(米国コンピュータ学会)のイベントがありました。

この中で、Eric Trautさんが仮想化とWindows 7(のMinWin)について語っています。
公開当時「Windows 7のアーキテクチャの紹介」と話題になったのですが、本来は仮想化です。英語ですが、なかなか分かりやすかったので、Hyper-Vに興味を持っている方におすすめします。

ところで、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校といえば、初期のコンピュータILLIACとか、最近だと(もう「最近」とは言えませんか?)、NCSA Mosaicで有名です。

でも、一番有名なのは HAL 9000 が誕生した場所として、ではないでしょうか。

2012年1月12日木曜日

本の特盛り: マーク・ルシノビッチ氏の意外な一面と新井素子氏の点々

Comuter WorldのWebサイトで、年末から新連載「本の特盛り」が始まっています。

第2回目は、David Solomon/Mark Russinovich著「インサイドMicrosoft Windows 第4版(上・下)」と、新井素子のSF小説「…‥絶句(上・下)」。

●Mark Russinovichさんのこと

Mark Russinovichといえば、知る人ぞ知るWindows Hacker (本来の意味でのHacker、つまり内部を知り尽くして、あっと言わせる技を使ったり、巧妙なツールを作ったりする人) です。

この人、意外にお茶目な面があります。数年前、米国で開催されたTechEdという技術カンファレンスのプレゼンテーション中に彼のノートPCにチャットによる呼び出しがありました。

プレゼン中にオンラインにしておくのもどうかと思うのですが、面白いのはここから。キーボードから「今、プレゼン中なんだ」と返事をします。まさか返事をするとは思わなかった場内は大爆笑。

最近は「The Case of My Mom’s Broken Microsoft Security Essentials Installation」というタイトルのブログもありました。

母親に買ったPCのトラブルを解決するためにサポートに連絡してばれたらどうしようという話(ちょっと違うか)。

●新井素子さんのこと

1960年生まれなので、今年52歳ですね。私が読み出したのは「まるまる新井素子」が出版された時期で、かなり人気が出てきた頃です。

「もうファンレターに返事は書きません」宣言が出ていたのですが、コピーされた手書きの近況報告に、「おしいことに、ハイユニです、鉛筆は.....」と一筆添えた封書が届きました。

「(「まるまる新井素子」に掲載された写真で)手にしている鉛筆は三菱ユニですか」と書いたので、その返事でした。

そうです。ここで点々が5つだということに気付きました(点々の話はComputer Worldの記事を読んでください)。手紙には他にも何か所か点々があり、全て5つでした。書き癖ですね。

引っ張り出したら、その後葉書が5枚も見つかりました。消印を見ると1984年から1986年にかけてです。「どんだけ手紙書いてんねん」と、思わず自分に突っ込みました。

2012年1月3日火曜日

RemoteFX

この記事は、以前買いた記事を再掲載したものです。また、「フィルムスキャナとWindows 7とRemoteFX」もあわせてご覧ください。

ここでテストしたグラフィックカードと同じものを会社で買ってデモ用に使っています。


RemoteFXのテストをしてみました。

Sandy Bridgeと言えども、内蔵グラフィック機能では駄目だったので、外付けボードを買いました。自腹で(自宅用に使うからなんですけど)。

買ったのは玄人志向の製品で、GPUはnVIDIA GeForce210を搭載しています。

ロープロファイル対応ということなんですが、ベゼル(というのかな?)の交換はマイナスドライバでは駄目で、六角レンチが必要でした。

私はラジオペンチを使ったんですが、作業に慣れない人にはお勧めしません。

RemoteFXはVDIの機能なんですが、テストするだけならスタンドアロンのサーバーに、[リモートデスクトップサービス]役割を、RemoteFXの機能を含めてインストールすればOKです。

ただし、以下の点に注意してください。

  • VM の ファイアウォール設定
    [リモートデスクトップ] に加えて [リモートデスクトップ - RemoteFX] が必要
    (最初からSP1の場合は問題ないようです)
  • Administrators メンバであっても、明示的にRemote Desktop Usersのメンバーにしないといけない

それにしても、VMにRemoteFXを追加すると、Hyper-Vの接続コンソールでつながらないのは使いにくい。VGAモードで起動しても駄目でした。そのため、設定を変えるたびに、RemoteFXを削除して再起動する必要があります。

あけましておめでとうございます

昨年は文字通り「激動」の年でした。今年はゆったり、と行きたいところですが、まだまだ日常に戻っていないところもたくさんあります。

我々でできることをしっかりとやっていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。