2018年7月11日水曜日

Windows Server 2016のHyper-V: NATその他

Windows Server 2016のHyper-Vにはいくつかの新機能が追加されています。特に便利だと思った機能を紹介します。


Nested Hyper-V

Hyper-V仮想マシン上でHyper-Vが動作します。

以下のPowerShellコマンドレットを実行して、親となる仮想マシンを設定する必要があります。

Set-VMProcessor -VMName VM1 -ExposeVirtualizationExtensions $true

ここでVM1が、Hyper-Vを起動する仮想マシン(Nested Hyper-V)の名前です。


物理マシンリソースを使い込まないように制限

Hyper-Vはそのままでも物理マシンのリソースを使い切ったりはしないと聞いていますが、明示的に物理マシンのリソースを保護する機能が追加されました。以下のPowerShellコマンドレットを実行してください。

Set-VMProcessor -VMName VM1 -EnableHostResourceProtection $true

ここでVM1は、リソースの使用制限をかける仮想マシンの名前です。


内部仮想スイッチをNATデバイスとして構成(WinNAT)

VMware Workstationなどではおなじみの機能です。仮想マシンに独立したプライベートネットワークを与え、物理マシンでNAT(NAPT)を有効にすることはよくあります。

Hyper-Vでは、内部仮想スイッチに対してNATを構成できます。以下のPowerShellコマンドレットを実行してください。

New-NetNat -Name mynat -InternalIPInterfaceAddressPrefix 172.16.1.0/24

ここで、172.16.1.0/24はプライベートネットワークの範囲を示します。
また、mynatはNATに対して付けられた名前です。

これで、内部ネットワークに割り当てられた物理マシンの仮想NICがルーターとなります。内部仮想スイッチに接続された仮想マシンのデフォルトゲートウェイとして指定してください。

なお、DHCPサーバーの機能は持たないため、IPアドレスの管理やDNSサーバーアドレスの設定は手動で行なうか、別途DHCPサーバーを立てる必要があります。

現時点では、インテルのプロセッサが必須で、Hyper-Vの構成バージョンは8(以上)でなければいけません。

2018年7月2日月曜日

マイクロソフトMVPアワード(日本最多16回目)

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おかげさまで、マイクロソフトMVPアワードを再受賞しました。今回で16回目です。連続16回(日本で始まってからずっと)は、たぶん日本で2人だと思います。

2018-07-02

Microsoft MVPはカテゴリ別に授与されます。今回は、昨年に引き続き、Cloud Datacenter Managementで受賞となりました。今どきのIT基盤は、クラウドとオンプレミスが融合しているのが当たり前なので、こういう名前になったようです。

ちなみに、一昨年までは、基本的にDirectory Services (Active Directory) または後継のEnterprise Mobilityで受賞しており、他のカテゴリは1回だけ「Virtual Machines」があっただけです。

今回は、昨年に改訂版が出た2冊の書籍が特に評価されたようです。

推している3人組アイドルユニット「まなみのりさ」は事務所を変わって活動の幅が広がり、シンガーソングライター宮崎奈穂子さんは10周年記念アルバム「To the beginning」がビクターというメジャーレーベルから発売されました。比べられるものではありませんが、私も頑張ろうと思います。

そして、もう1つの恒例行事、夏のコミックマーケット(夏コミ)に、猫写真サークル「まぐにゃむフォト」として出展します。こちらもよろしくお願いします。

ちなみに、コミケのWebカタログはMicrosoft Azureで動作しています。

Magnyam-S

2018年6月24日日曜日

【Azure】Recovery Servicesが使うストレージ容量

Microsoft Azureに限らず、バックアップ先にクラウドを使うソリューションは、サードパーティ製品を含め、数多く提供されています。

Microsoft Azureは、標準で提供されるバックアップ機能が充実している上、機能強化にも積極的ですので、今後がさらに楽しみです。

Azureのバックアップは主に2種類の課金が行われます。

  • バックアップ対象となる仮想マシン(データ容量に応じて単価が変化)
  • バックアップ先となるストレージ

詳しくはBackup の価格を参照してください。

このうち、仮想マシンが使うデータ容量は比較的簡単に分かりますが、ストレージの使用量は分かりにくいでしょう。そこでAzureポータルでRecovery Servicesコンテナを表示してください。LRS(ローカル冗長)またはGRS(地理冗長)の区別とともに、大きく表示されています。

実はこれ、研修中に聞かれて「はい、ここに」と言いかけてやめた画面です。もしかしたら「ここにあるはずなのに」というつぶやきが聞こえてしまったかもしれません。

この容量表示は、バックアップ直後はゼロになっていて、値が更新されるには少し時間がかかるようです。他のサービスでも「24時間待て」という指示が出ているものもありますから、おそらくそれくらい必要なのでしょう。

2018年6月22日金曜日

Azure仮想マシンの複数NIC

Microsoft Azureの仮想マシンには、複数のNICを設定できます。ただし、Azureポータルから仮想マシンを新規作成するときには単一NICでしか構成できません。複数NICを持つ仮想マシンを作るには以下の2種類の方法があります。

  • JSON形式のファイルを使って、仮想マシンを新規作成する
  • 一度仮想マシンを作ったあとで、NICを追加する

NICの追加はPowerShellまたはAzure CLIを使う必要がありましたが、現在はAzureポータルからも追加できるようになりました。

詳しくは以下のサイトを参照してください。

仮想マシンのネットワーク インターフェイスの追加と削除

具体的な操作は、仮想マシンの[ネットワーク インターフェイスの接続]という項目から、新規作成もできるので、やってみればすぐ分かると思います。

なお、追加するNICは、1枚目のNICと同じ仮想ネットワークに所属する必要があります。もちろん、異なるサブネットに割り当てることは可能です。

今日、お客様から質問されて「PowerShellからのみできます」と言ってしまったのですが、これは古い情報でした。

また、「別のネットワークに接続できますか」と聞かれて「はい」と答えたのですが、これは「別のサブネット」の意味で、異なる仮想ネットワークに接続することはできません。

2018年4月18日水曜日

Azureの監視機能

最近、よく聞かれることに「Azure上のリソース監視」があります。以前のAzureは、監視機能が弱く、結局System Center製品に頼る必要がありました。

現在は、「Azure Monitor」の機能が強化され、統合管理が可能になっています。

また、今年はじめにあったような計画停止については、利用者にメールで通知されていましたが、現在はAzure Monitorでの通知に移行しています。

計画停止など、保守作業具体的な通知手順は以下を参照してください。

Azure Monitor を使ってメンテナンス通知を受け取る

以下のドキュメントも参考になります。

Windows 仮想マシンに対する計画メンテナンスの通知の処理

監視と診断全般については、以下のドキュメントを参考にしてください。

Azure Monitor のドキュメント


以下の解説記事も参考になります。

Azureでサービスの動作状態を監視する


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2017年8月22日火曜日

今年もやりますG-Tech 2017~IT人材の獲得戦争~

グローバルナレッジのイベントG-Techが「G-Tech 2017」として今年も開催されます。

今回のテーマは「加速するビジネスのIT化 ~ IT人材の獲得戦争はもう始まっている ~」です。

「IT人材不足」という言葉にはちょっと注意が必要です。

1950年代の米国では「このまま電話の普及が進むと、国民すべてが交換手になる必要がある」という話があったそうです。1970年代には「このままコンピュータが普及すると、世界中の人がプログラマーになる必要がある」という話もありました。

現実はどうなったかというと、電話機はダイヤルインが普及し、交換手の仕事は特殊なケースを除いてなくなりました。私が入社した頃は市外電話料金が高価だったので公衆電話が使いにくく、出張先からコレクトコールをよく使いました(コレクトコールは交換手を呼び出します)。今は会社支給の携帯電話を使うので、あまり気にすることもないようです。

最後まで残っていた国際電話回線も、海外ローミングが一般的になった現在ではほとんど使われていないでしょう。パーソナルコール(指定して個人が電話に出るまで課金されない)って今でもあるのでしょうか。

ただし、「ダイヤルする」という行為は、本来交換手の仕事だったので、ある意味「全員が交換手」とも言えます。

コンピュータの方は、豊富なアプリケーションが登場し、専門家でなくても十分に使えるようになりました。しかし、よく見ると、ExcelマクロやAccessフォームを自分で作るビジネスパーソンはたくさんいます。ある意味「全員がプログラマ」です。

では、現在の「IT人材不足」も似たような言説なのでしょうか。私は同じだと思います。おそらく、10年もしたら「IT人材の不足」ではなく「能力の高いビジネスパーソンの不足」になるでしょう(これなら、昔も今もずっと言われていることです)。

ただし、5年後ではちょっと難しいと思います。交換手全盛期から、ダイヤルインの時代になるまでは20年から40年かかっています。PCの登場は、コンピュータがビジネスに使われるようになってから15年から30年かかっています。現在のIT人材不足が解消されるには10年から20年ほどかかるでしょう。

というのは私の意見ですので、あまりあてになりません。もう少し権威のある人の意見を聞きたい場合は、ぜひ「G-Tech 2017」にお越しください。無料イベントですので、どうぞお気軽にお申し込みいただければと思います。

なお、私は技術セッション「Microsoft Azureから使うLinux(仮)」を担当する予定です。ホットな話題のはずなんですが、集客が少なすぎると、私の立場がなくなるので、ぜひご検討ください。


さて、今回の「G-Tech 2017」は、グローバルナレッジネットワークのブランド名変更の発表後、初めてのイベントになります。新しいブランドは「TRAINOCATE(トレノケイト)」で、既にアジア圏では変更が完了しています。

trainocate_logo

「TRAINOCATE」の名前は、人材育成のコアである "Training" と、先導者、提唱者を意味する "Advocate" を合わせた造語です。「トレーニング」分野の「先導者」として、一層の飛躍を目指して名付けました。

「TRAINOCATE」のロゴは、エベレストをイメージしています。アジアに位置しながら、世界で最高峰を誇る山を旗印にすることで、「アジアから世界の頂を目指す」という志を込めています。

「TRAINOCATE」の色はオレンジ(柑橘類)を意味しています。すべての柑橘類はアジア原産であることから、「アジアから世界各地の生活に根ざす」という意味を含めた、というのは私が勝手に考えたもので、公式設定にはありません(柑橘類の原産地がアジアだというのは本当です)。

カタカナでは「トレノケイト」、造語なので聞き慣れない単語ですが、語源に従って「トレイノケイト」に絡めていただければ覚えやすいのではないでしょうか。

以下のようにイメージしていただけると、さらに印象に残るはずです。

 DSC04784S
▲トレイの毛糸(猫は無関係です)

2017年8月16日水曜日

マイクロソフトMVPアワード~15年リング到着~

マイクロソフトから、「Microsoft MVP 15年連続受賞記念リング」が送られてきました。

一番上に乗っているのがそうです。相変わらず加工精度が低い。

2009年以前は、独立した盾だったのでリングはありません。5年目リングはあるので、なんかさば読んでるみたいです。

マイクロソフトMVPアワード(日本最多15回目) 」「マイクロソフトMVPアワード~アワードキット到着~」もあわせてご覧いただければ幸いです。

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秋には書籍がもう1冊出る予定です。無料セミナーなども実施する予定ですので、興味と予定が合えばお越しください。