SoftLayerの「Train the trainer (TTT)」を受講してきた話の続きです。
日本から米国への便は、基本的に午後に出発し、当日の朝に着きます(時差のためです)。サンノゼ空港に着いたのは10:00頃だったでしょうか。
ホテルまでタクシーに乗り($25フラットレート)、時差ぼけ解消を兼ねて散歩に出ました。公園にはリスがいました。北米ではありふれた光景で、珍しくもありませんが、写真を載せておきます。
TTT会場は、グローバルナレッジネットワークの施設です。コーヒー、紅茶は無料、さらに簡単な朝食が用意してありました。泊まっていたホテルは朝食料金が含まれていたので、私はホテルで食べました。米国では、トレーニングセンターが朝食を出すのが一般的で、マイクロソフト社内で開催されたトレーニングや、さまざまな技術イベントでも無料の朝食が提供されています。
テキストはUSレターサイズ(ほぼA4)、3穴のバインダーに綴じられています。会社が米国系だった時代を思い、ちょっと懐かしかったのですが、このバインダーが大変大きくて邪魔。帰国後にキンコーズで製本してもらいました。学生の頃は背表紙になる部分に糸鋸で溝を切り、木工用ボンドを使って自分で製本していたのですが、もうそんな元気はありません。
テキストとは別に、「SoftLayer Course Instructor Best Practice」というプリントが配られました。そこには「成人教育(Adult Learning)の原則」が記載されていました。
こうした原則は、SoftLayerに限らない話です。一般的に言われる「成人学習の5原則」と重複する部分もありますが、トレーナに向けてもっとストレートなアドバイスもあります。
- 成人の学習者は、欲しいものを望んでいる(目的がはっきりしている)
- 成人の学習者は、自分の経験が尊重されること望んでいる
- 成人の学習者は、問題に対する解答を求める
- 成人の学習者は、学習に即効性を求める
- 成人の学習者は、新しい技術の習得に時間がかかる(自尊心を傷つけない)
- 成人の学習者は、つまらないと出ていく
結構ストレートですね。
ちなみに「成人学習の原則」については、グローバルナレッジの「トレイン・ザ・トレーナー」でももちろん取り入れています。
その他、コース運営についての一般的な注意が書いてありました。
テキストはもちろん英語ですが、日本で開催されるコースについては日本語化されます。SoftLayerのコーステキストは日本語です。大事なことなので2回書きました。
日本語テキストはまだ完成していないので、翻訳品質はまだ何とも言えませんが、いいものになっていることを期待しています。
もう一度書きますが、英語以外で提供されるのは、日本語だけです。東京データセンターといい、IBMが日本市場をいかに大切にしているかの表れですね。
SoftLayerの大きな特徴に、チャットによるサポートがありますが、これもビジネスアワーだけとは言え日本語が使えます。
▲SoftLayerの管理Webサイトにある日本語チャットメニュー
今回のTTTにはコスタリカから来た人がいました。コスタリカでは、コースは通常スペイン語(日常的に使われている言語)ですが、テキストは英語が多いそうです。「学校では英語も併用しているので、大きな問題はないが、そりゃスペイン語(母語)の方がいいよね」という話をしていました。
もっとも、そんなに「日本人は英語ができない」と思われているのかと、ちょっと複雑な気分でもあります。私も含めて、実際そうなんですけど。
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