「TTT」というのをご存じでしょうか。トレーニング業界でよく使う略称で「train the trainer」つまり「トレーナーのためのトレーニング」という意味です。
TTTには、一般的な講師養成トレーニングと、特定の技術コースの講師向けトレーニングがあり、どちらもTTTと呼ばれます。
グローバルナレッジが行っている「トレイン・ザ・トレーナー ~研修講師養成講座~」は、一般的な講師養成講座ですので、ジャンルを問わず多くのお客様が同じクラスに参加します。
一方、特定の技術コースに対するTTTは一般公募されないのが普通なので、多くの方には馴染みがないかもしれません。
TTTは、教育コース設計者(SME: Subject-matter expert)が、トレーナ向けに実施します。そのため、募集もトレーナ専用のメーリングリストや、トレーニングセンター向けの告知媒体が使われます。
内容は、技術研修が中心ですが、失敗しやすい演習のポイントや、質問が多く出そうなポイントなども教えてもらえます。
4月から実施するIBM SoftLayerのTTTは、米カリフォルニア州、シリコンバレイにあるグローバルナレッジネットワークのサンノゼ教育センターで開催されました。実際は、サンノゼではなく、隣接するサンタクララです。あのあたりは(米国全般にそうなんですが)小さな市が多く、私が泊まったホテルもサニーベールという別の市だったくらいです。一般には、あのあたり一帯を「サンノゼ」と呼ぶようです。
サンノゼは、私が初めて海外出張に行った場所で、実に25年ぶりの訪問です。前回は、ボストン郊外にあるところで5日間のトレーニングを受け、週末に米国大陸を横断し、さらに5日間のトレーニングを受けました。
以前のサンノゼ空港は非常に小さく、タラップで飛行機から降りたくらいです。日本から直接行くなら、サンフランシスコからタクシーで1時間というところでしょうか。
今回は、ANAのサンノゼ直行便を使いました。タクシーの運転手さんに聞いたら、数年前にリニューアルしたそうです。
まだまだ拡張中のようです。帰りに免税店の場所を聞いたら「まだオープンしていない」というので「いつ(何時に)オープンするの?」「6月」と言われました。私は時刻のことを聞いたんですが、日程の問題だったようです。「ちょっと遅すぎる」と言ったら「次来たら開いてるよ」と言われました。
前回の出張では車を借りたのですが、今回は借りませんでした。レンタカーも結構高いですし、ホテルからトレーニング会場までは3Kmくらいですから、タクシーですぐです(もっとも、流しのタクシーは皆無なので電話して呼ぶ必要があります)。
今回は、前夜に受講者と講師の懇親会があったと、初日は全員がホテルのロビーに集合し、車を持っている人に便乗したことから、その流れで毎日乗せてもらいました。だいたい半分くらいの人が車を借りていなかったようです。昔は大半の人が車を借りたものですが、時代も変わったのでしょうか。
指定のホテルはレジデンスタイプで、(1人で泊まるには)無駄に広く、キッチン、冷蔵庫、電子レンジ、IHレンジ、オーブン、食器洗い機が完備しています。米国のキッチンは、日本の魚焼きグリルと同じ感覚で食器洗い機とオーブンが組み込まれています。
米国の料理はご存じの通りの味ですが、野菜など素材はとてもいいので、自分で料理するのも魅力的な選択肢です。ただ、車がないと近くのスーパーにもいけません。タクシーで行く手もありますし、「5マイル以内無料バス」というホテルのサービスもあったのですが、毎夜TTTの復習をしていたこともあって今回は諦めました。
長くなってしまいました。本題であるSoftLayerのTTTについての内容は次回。
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