Living Computer Museumの紹介も第7回。最終回はストレージの紹介です。
最古のストレージが「ホレリスカード」、何しろコンピューターより古くからあります。統計処理に使われたようですね。当時の1ドル札とほぼ同じで、紙幣運搬用の箱に入れて保管したそうです。
ちなみに、1枚80文字です。Living Computer Museumでは実際にパンチしたカードを持って帰ることができました。
ホレリスカード(パンチカード) |
コアメモリモジュール。ミニコンピューターでは広く使われたようです。ドーナツ型のフェライトコアに3本の線を通したものを、網戸のようなモジュールにまとめています。
メモリ(磁気)の保持に電源を必要としないため、ノートPCのハイバネート的な使い方もできたそうです。
コアメモリモジュール(32KBくらいでしょうかねえ) |
網戸的な部分をアップで撮影。
コアメモリのアップ(網戸みたい) |
コアだけの展示もありました。
コアメモリのコア |
寄ってみると、ドーナツ状の形が分かります。
コアメモリのコア(拡大) |
コンピュータの故障コーナーもあって、クラッシュしたディスクが展示してありました。
クラッシュした磁気ディスク |
こちらは旧式のディスク。円盤は数枚あるのに全部で200MBしかありません。おそらく1980年代のものでしょう。
磁気ディスクパック(200MB) |
磁気ディスクの原型となった磁気ドラム。今でもアイコンに使われています。
磁気ドラム(今のディスクのアイコンはこれ) |
磁気ドラムのアップ。
磁気ドラム |
70年代特撮ドラマでおなじみ(?)磁気テープ。ここにあったのはDEC TU78で、私も使いました。「私も使った」というと、学芸員の人が驚いてました(笑)。
DEC TU78磁気テープ
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Living Computer Museumの話は以上です。
実際に動くのが面白くて、4時間くらいいたように思います。お土産にCray-1のペーパーモデルを買ってきました。組み立てたらまた紹介したいと思います。
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