2019年3月30日土曜日

Living Computer Museum(その1) ~Microsoft MVP Global Summit 2019~

Microsoft MVP Global Summitのついでに、シアトルにあるLiving Computer Museumに寄ってきました。シアトルダウンタウンから、Uberで$8くらいでした。歩けなくもないと思いますが、夜はやめた方が良さそうです。
Living Computer Museum外観
あんまり治安のいいところではないそうです
外観はなんとなく倉庫みたいですね。
Safeco Field改めT-Mobile Park(ネーミングライツ切れのため)
Living Computer Museumから徒歩圏内でした
Safeco Fieldからは徒歩圏内です。Safeco社が持っていた権利が切れたため、現在はT-Mobile Parkになっています。
歴史的なOSを利用できる(要事前申請)
歴史的なOSが使用できます。事前にアカウント申請をしなければならないのを知らなかったのですが、困っていたら係の人が声をかけてくれて、Multicsを使ってみました。
その直後にオンライン申請したところ、別の係員が来てくれましたが、係員用のアカウントが分からずログオンできませんでした(笑)。奥さんが日本人だそうで、日本語の会話もで来ました。SSHを使ってリモートログオンもできるということですが、いまだにアカウントが送られてきません。私の申請はどうなったたのでしょう。
図書コーナーには算盤がありました(五の玉が2つあるタイプ)
デジタルこのピューターの元祖
図書コーナーには算盤がありました。5つ玉が2つ、玉が丸いので旧式のやつですね。中国では今もこの形だそうです。日本の算盤は、玉がはじきやすいように端がとがっています。
算盤はデジタルコンピューターの元祖みたいなものですね。
書棚には、Living Computer Museum設立者のポール・アレン氏の著書の日本語版もありました。
巨大計算尺(アナログコンピューターの元祖)
そして、巨大な計算尺も。計算尺は、対数目盛を利用して乗除算を行う道具ですが、私はもう使い方を知りません(教科書には付録として載っていましたが)。アナログコンピューターの元祖ですが、アナログコンピューターを知らない人も多いでしょうね。
アナログコンピューターは、広利得のアンプ(オペアンプ)を使って、対数変換器と精密ボリュームで計算する機械です。電気信号の速度で計算できるので高速ですが、式が変わるたびに再配線が必要です。
自動運転シミュレーター(軽く酔いました)
自動運転シミュレーター。視野が広いので、没入できますが、軽く酔いました。ヘッドマウントディスプレイではなく、周辺270度くらいがスクリーンになっています。
Museum Storeで売っていたLife Game
売店で売っていたConwayのLife Game。LEDで表示します。うっかり買いそうになりましたがやめました。
Museum Store

その他、Raspberry PIを使ったキットがいろいろありました。
Tシャツなんかもあったのですが、あまり凝ったデザインはなかったので今回は購入せず。その代わり、Crayのペーパーモデルを買いました。


ビル・ゲイツとポール・アレンが最初に作った製品

ビル・ゲイツとポール・アレンが最初に作った会社「TRAF-O-DATA」の製品。交通集計システムと聞いています。

ホビイストへの公開状

マイクロソフト創業直後に出した有名な「ホビイストへの公開状」。ソフトウェアは誰かの労働の産物であり、無断でコピーして配布するのは窃盗と同じだと主張しました。今では当たり前の考え方ですが、当時、ソフトウェアには著作権が認められていなかった上、ホビイストたちは「人の作ったものは勝手に使って良い」という考え方が根強く、ビル・ゲイツのこの手紙は非難の的となりました。

ビル・ゲイツの考え方はソフトウェア産業を興しました。一方、ホビイストたちの考え方は紆余曲折を経て、オープンソース運動を含むシェアエコノミーに発展しました。

ビル・ゲイツとのポール・アレンのレジュメ

ビル・ゲイツとポール・アレンのレジュメ。履歴書に身長体重や結婚の有無が書いてあるのに驚きます。そして、「unmarried(未婚)」が「single(独身)」に訂正されているのが面白いですね。また、現在の給与1500が1250に下方修正、希望給与がopen(希望なし)から1500に修正されているのも面白いですね。これ、当然ドルだと思うので月給でしょうか。1974年は1ドル300円くらいだったので、1500ドルだと45万円です。20代の若者に対する給与としては結構いい金額です。

だいぶ縮小したので、ブログの写真では読めないと思いますが。

Microsoft PIXELSENSE

Microsoft PIXELSENSE、旧称Surface。テーブル型のPCで、マルチタッチ対応、センサー付きのトークンを使うことでさまざまな応用が考えられたのですが、商業的には成功しませんでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿