Microsoft AzureやAmazon Web Servicesといったクラウドサービスは、仮想マシンを簡単に入手でき、使った分だけ課金されます。
ただし、両者とも現時点では英語版のテンプレートしか用意されていません。英語版のまま使ってもいいのですが、操作マニュアルの作成をしたい場合は不便ですし、やはり日本語で使いたいという人も多いでしょう。
Windows Server 2012 R2は、以下の手順で言語を変更できます。管理ツールの画面も含めて完全に日本語化されるので便利です。
- [スタート]ボタンを押し、[Control Panel]を起動
- [Clock, Language and Region]の下の[Add a Language]をクリック
- [Add a Language]をクリック
- [Japanese]を選択し[Add]をクリック
- [日本語]を選択し、[Move Up]をクリックして最優先言語に設定する
- [日本語]の[Options]をクリック
- [Download and install language pack]をクリックし、日本語言語パックをインストール
- [Change date, time, or number format]をクリック
- [Location]タブで[Japan]を選択
- [Administrative]タブを選択
- [Welcome screen and new user accounts]で[Copy settings]をクリック
- ダイアログボックスで[Apply]をクリック
- 2つのチェックボックスを有効にして[OK]をクリック
- 再起動を促すダイアログボックスで[Cancel]をクリック
- [Language for non-Unicode programs]で[Change system locale]をクリック
- [Japanese (Japan)]を選択して[OK]をクリック
- 再起動を促すダイアログボックスで[Restart now]をクリックし、再起動
- 再起動が完了したら、仮想マシンに再接続
以上で日本語化が完了します。
さらに、以下のコマンドを実行して一般化しておけば、それをテンプレートとして保存して再利用できます。
cd c:\Windows\system32\Sysprep
sysprep /generalize /oobe /mode:vm /shutdown
/generalizeは一般化してIPアドレスやホスト名などの固有情報を抜き取ります。
/oobeは初期化作業(out-of-box experience)を省略します。
/mode:vmは起動サーバーを仮想マシンを仮定し、デバイスの初期化を最小限で済ませます。
/shutdownを指定しているため、SYSPREP実行後はシャットダウンが行われます。テンプレート(Microsoft Azureでは「マイイメージ」)の登録をしておけば、次にサーバーを作成する時ギャラリーから選ぶだけで済みます。
SYSPREP実行前にWebサーバーなどの役割を追加しておけば、展開後すぐにその役割が使用できます。
ただし、アプリケーションによってはSYSPREPに対応していないものがあります。
【2019/07/27追記】
Windows Server 2016/2019については以下をご覧ください。Windows Server 2012 R2と同様の手順も画面ショット付きで紹介しています。
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