2015年4月2日木曜日

Windows Server 2012 R2のデュアルパリティ (RAID 6)

Windows Server 2012から実装された「記憶域プール」や「重複除去」、「ファイルサーバーリソースマネージャ」などを組み合わせると、下手なストレージ製品よりも高機能なものができます。iSCSIターゲットサーバーも、マルチパスをサポートしていますし、スケールアウトファイルサーバーは、従来できなかった透過フェールオーバーを実現し、障害が発生してもネットワークの切断なしに別サーバーにフェールオーバーします。

記憶域プールには、もちろんRAID機能が含まれます。最近の流行は「2台壊れても大丈夫」というものです。同時に購入したディスクが同時に壊れることはしばしばあるためです。

Windows Server 2012 R2は「デュアルパリティ」を構成でき、最小限の物理ディスクで2台以下の障害に対応できます。

「デュアルパリティ」は「RAID 6と同じ」と説明されていますが、RAID 6は標準化されておらず、ベンダーごとに若干の差があります。

通常、RAID 6はパリティを2つ使うため、ディスク本数をn本とすると (n-2)本のデータを格納できるはずです。しかし、実際には(n-3)本のデータしか保存できません。

これは、パリティとして3台分のディスクを使うためです。

プレビュー版のWindows Server 2012 R2ではこのあたりの機能にバグがあり、混乱していました。現在でも、一部に誤解を招きそうな表記があります。

また、データディスクとしては4台必要です。これは、ディスクを2つのグループに分けて別々にパリティ計算行うためです。2つのグループに分けることで並列計算処理が可能になり、パフォーマンスを向上させているようです。

詳しくは、以下のドキュメントを参照してください。

Windows Server 2012 R2
記憶域スペースのアーキテクチャーと設計・管理のベストプラクティス

また、うまく説明したブログも発見したので紹介しておきます。

Windows Server 2012 R2 のデュアルパリティは、ストライプあたり3つのパリティストライプが存在

まとめると、Windows Server 2012 R2の「デュアルパリティ」は、

  • パリティとして合計3台分のディスクを使う
  • データ保存ディスクは最低4台(2台+2台)以上必要
  • したがって、デュアルパリティ戦隊としては7台以上必要

となります。

このあたりの内容は1日の教育コース「Windows Server で構築する高機能ストレージサーバー」で扱っています。

ところが、大変申し訳ないことに、テキストでRAID 6の説明の一部にバグがあり、混乱させてしまっています(5台で構成できると書いてありますが、前述の通り7台必要です)。

既に受講していただいた方には大変申し訳ありませんでした。深くお詫び申し上げます。

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