「マイクロソフトデスクトップ仮想化ソリューション(リモートデスクトップとVDI)」では、リモートデスクトップサービス(ターミナルサービス)とVDIについて扱っています。
このコース、セキュリティ強化の流れを受け、最近人気が上がってきています。
特に、アプリケーションウィンドウだけを表示する「RemoteApp」に興味を持つ方が多いようです。インターネット接続を行うアプリケーションを隔離することでセキュリティレベルを上げ、アプリケーションウィンドウだけを表示することで操作性を損なわない環境を実現できます。
負荷分散と高可用性を実現するため、RemoteAppを提供するアプリケーションサーバーは複数台設定できます。どのサーバーが選択されるかは、リモートデスクトップ接続ブローカーが決定するため、厳密な予測はできません。そのため、選択される可能性のあるすべてのサーバー(同一コレクション内のサーバーすべて)にアプリケーションをインストールしておく必要があります。
RemoteAppを設定する場合は、以下の手順で構成します。仮にSH1、SH2、SH3の3台で構成するとします。
- 準備: 同一コレクション内のすべてのサーバー(SH1、SH2、SH3)にアプリケーションをインストール
この時、インストール先は完全に同じパスにしてください。 - RemoteAppの構成: コレクションに最初に追加されたサーバー(ここではSH1とする)からアプリケーションリストを入手
SH1が停止している場合は、一覧表が作れないためエラーが表示されます。 - RemoteAppの利用: リモートデスクトップWebアクセスからRemoteAppにアクセス
適当なサーバーが選択され、アプリケーションが起動します。この時、アプリケーション登録時のパス(ここではSH1のパス)が利用されます。
もし、アプリケーションのインストール先がSH3だけ違う場合は、以下のようになります。
- SH1に接続された場合→正常
- SH2に接続された場合→正常
- SH3に接続された場合→アプリケーション起動エラー
パスの情報が保存されているようですね。
▲動物の写真はページビューが上がるそうなので入れてみました。
ちなみに、外出先から電話して妹に操作してもらうことを「いもーとデスクトップ」と言うそうです。
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