2015年7月23日木曜日

SoftLayerのファイルストレージ

SoftLayer Solutions Designコースを実施中にファイルストレージの質問がありました。本題とは外れるので回答を保留していたのですが、やっと時間が取れたので報告しておきます。お待たせしてしまって申し訳ありません。

SoftLayerのファイルストレージは以下の3種類があります。

  • Endurance
  • Performance
  • NAS / FTP

このうち、EnduranceとPerformanceの機能は基本的に同じで、NFSのファイルサーバー機能を提供します。実際に作成したところ、同じホスト名の異なるボリュームが割り当てられました。ホスト名が同じだから、同じ機能とは限りませんが、同じである可能性は高いでしょう。

いずれもホストベースのアクセス制御を行い、アクセス用のアカウント情報は必要としません。

一方、NAS/FTPは古くかあるサービスで、FTPおよびSMBサーバーとして動作します。

ご質問は、プロトコルの話だったのですがEnduranceとNASの話を混同してしまい、ややこしくしてしまいました。

 

NFS

SMB

FTP

Endurance

×

×

Performance

×

×

NAS/FTP

×

NAS/FTPは、NFSではなくSMB(Windowsの標準共有プロトコル)を使います。そのため、Linuxからマウントする場合はパラメータが変わります。

NFSマウントの例
mount -t nfs4 nfstokxxd.service.softlayer.com:/IBM01SEVnnnn_1 /mnt

SMBマウントの例
mount -t cifs -o user=vol,password=pwd //nastokxx.service.softlayer.com/vol /mnt

NFSマウントの場合、接続先は「ホスト名:/ボリューム名」の形式を使用します。

SMBマウントおよびFTP接続の場合は以下の通り指定します。

  • ホスト名…ホスト名
  • 共有名…ボリューム名(FTP接続では不要)
  • ユーザー名…ボリューム名と同じ
  • パスワード…管理ポータルから入手

Linuxからの接続

Linuxの場合は、全てのストレージに問題なくつながりました。LinuxにはFTPやSMBクライアントの機能が標準で入っていないのでftpおよびcifs-utilsのパッケージを追加してください。

Windowsからの接続

Windowsからは、SMBおよびFTP(つまりNAS/FTP)への接続はできましたが、NFSの接続ができませんでした。WindowsにはNFSクライアントが標準で提供されており、機能を追加するだけで使えるはずなんですが、The network path was not found.のエラーが出てしまいます(もちろんpingでの接続は確認しています)。

実際問題として、WindowsからNFSサーバーを使うことは少ないでしょうが、Endurance Storageの機能は魅力的なので、Windowsから使いたいこともあるでしょう。どなたか情報があれば、教えていただけると幸いです。

もっといいのは、Endurance File StorageがSMB 3.0をサポートすることです。SMB 3.0は、Windows Server 2003以前のSMBに比べて大幅に性能が上がっています。特に巨大なファイルの場合は、数倍の差が出ています。ファイルサーバーは、iSCSIなどのブロックデバイスに比べて扱いが容易なので、今後はもっと使われるようになるでしょう。