2013年9月2日月曜日

Microsoft、MCA/MCM/MCSMの認定プログラムを終了へ(17:35追記あり)

標記の記事をITmediaが公開しています。

ただ、翻訳記事の内容、特にMCAの下りが少し分かりにくいようですので、補足します。

マイクロソフトの認定資格は、従来3つから4つに分かれていました。IT基盤技術者の場合は以下の通りです。

  • MCP...単一の技術分野の知識とスキルを認定 (現在は廃止)
  • MCSA...関連する複数分野の知識とスキルを認定
  • MCSE...ソリューションを提供するための知識とスキルを認定
  • MCM...ソリューションの設計ができる(米MCAの後継)

なお、現在はMCPの試験は実施されていますが、「MCP」単独の資格は存在しません。あまり報道されていませんが、「MCP試験合格者」はあっても「MCP資格取得者」は存在しないということです。

日本のWebサイトでは少し分かりにくいのですがM、よく読むと「MCP」は認定プログラムを指す言葉として使われています。米国のWebサイトの方がもう少し分かりやすいかもしれません。

さらに日本独自の資格として「MCA(Microsoft Certified Associate)」がありました。

MCAは、米国本社でほぼ同レベルのMCTAが登場したため、統合されMCAは廃止されました。
日本のMCA廃止は今年1月に一般発表されています。

MCAとMTAの認定範囲は非常に似ており、後継資格と考えて構いません。既存の有資格者は、改めてMTAの試験を受ける必要がありますが、それほど混乱はないでしょう。

一方で、米国には日本のMCAが生まれたちょっと後に別の資格として「MCA(Microsoft Certifed Architect)」が登場しました。
こちらは文字通り、アーキテクチャを設計するスキルを認定するもので、日本では試験が実施されていません。

米国MCAの後継資格がMCM(Microsoft Certified Master)で、MCSM (Microsoft Certified Solutions Master)もMCMの一種です(追記: MCMはMCAの下位資格でした)。

MCA/MCMは口頭試問が必要で、認定する側もされる側も大きな負担を強いられました。
今回廃止されるのは、英語のみで実施されていたMCA/MCMであって、日本ではもともと実施されていないため、大きな影響はないと思われます。

翻訳記事では、たまたま日本のMCAも認定が終了することが決まっていたことから補足したのだと思いますが、旧MCAを知っている人にとってはかえって分かりにくくなってしまったようです。
なお、MCAについての説明は、既にWebサイトから消えています。

【参考】MCA
アーキテクトと開発者の違いは? MSの新認定プログラムが始動


【追記】MCAとMCM

すみません。私も間違えていました。

米MCAは、MCMに移行したわけではなく、MCMの上位資格がMCAでした。MCAがあまりにも難しいので、MCMという中間資格ができたのかもしれません。

MCAの方が先に出たので、後継資格だと勘違いしていました。お詫びして訂正します。