2019年6月21日金曜日

【Azure】Azureの仮想マシンにドメインコントローラーを構成する

Microsoft Azureの仮想マシンにドメインコントローラーを構成する場合、以下の注意が必要です。

  • データベースはCドライブに置かない
  • 仮想ネットワークのDNSサーバーアドレスをドメインコントローラーのものに変更する

AzureのシステムディスクにはRead/Writeキャッシュが設定されていて、不慮の事態によるデータロスがあり得ます。SLAでは稼働率99.9%とか99.95%となっていても、落ちるときは落ちます。

ドメインコントローラー昇格時は、ディレクトリデータベースを配置したディスクドライブのキャッシュを無効にするため、データロスの問題は発生しませんが、パフォーマンス劣化の問題があり、いずれにしてもCドライブににディレクトリデータベースを配置するのは好ましくありません。

と思っていたんですが、Azureキャッシュは無効にできないようです。つまり「データベースはCドライブに置かない」という結論は同じですが、その理由は「予期せぬ停止により、データロスが発生する可能性があるから」ということになります。

このあたりの話は、以下のコースで扱っています。

Microsoft Azureによるサイト間ネットワークの構築 ~ハイブリッドクラウド構成の基礎~

Linuxのお客様も増えてきたので、カリキュラムの変更も考えているのですが、当分の間Windows Serverの話をしています。ただし、最後の1時間くらいです。

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