一部お客様向けに Windows Server 2012 の研修が始まり、私が担当しています。
さて、先週Hyper-Vレプリケーションで誤解を招く(というより、ほとんど間違っている)表現があったので、この場を借りて補足しておきます。
Windows Server 2012では、Hyper-V仮想マシンを他の物理マシンに連続的に複製できます。複製間隔はおよそ5分、さらに1時間に1回スナップショットを指定した世代分だけ残せます。
また、オプションとしてVSSによる「整合性のある」スナップショットを指定した時間毎に残せます(最短1時間)。
この複製は、前回との差分を複製しますが、実際に差分ディスクを作成するわけではありません。あくまでもイメージです。実際にはデータベースの「ログ」の方が近いようです(これもイメージですが)。
スナップショットを取ると、内部的に差分ディスクを作ります。しかし、5分に1回の複製は、スナップショットを作るわけではなく、差分ディスクも作成されません。
Windows Server 2012の新機能の詳細は、マイクロソフトTechNet Webサイト内の「Windows Server 2012」に掲載されています(日本語です)。