2018年6月24日日曜日

【Azure】Recovery Servicesが使うストレージ容量

Microsoft Azureに限らず、バックアップ先にクラウドを使うソリューションは、サードパーティ製品を含め、数多く提供されています。

Microsoft Azureは、標準で提供されるバックアップ機能が充実している上、機能強化にも積極的ですので、今後がさらに楽しみです。

Azureのバックアップは主に2種類の課金が行われます。

  • バックアップ対象となる仮想マシン(データ容量に応じて単価が変化)
  • バックアップ先となるストレージ

詳しくはBackup の価格を参照してください。

このうち、仮想マシンが使うデータ容量は比較的簡単に分かりますが、ストレージの使用量は分かりにくいでしょう。そこでAzureポータルでRecovery Servicesコンテナを表示してください。LRS(ローカル冗長)またはGRS(地理冗長)の区別とともに、大きく表示されています。

実はこれ、研修中に聞かれて「はい、ここに」と言いかけてやめた画面です。もしかしたら「ここにあるはずなのに」というつぶやきが聞こえてしまったかもしれません。

この容量表示は、バックアップ直後はゼロになっていて、値が更新されるには少し時間がかかるようです。他のサービスでも「24時間待て」という指示が出ているものもありますから、おそらくそれくらい必要なのでしょう。

2018年6月22日金曜日

Azure仮想マシンの複数NIC

Microsoft Azureの仮想マシンには、複数のNICを設定できます。ただし、Azureポータルから仮想マシンを新規作成するときには単一NICでしか構成できません。複数NICを持つ仮想マシンを作るには以下の2種類の方法があります。

  • JSON形式のファイルを使って、仮想マシンを新規作成する
  • 一度仮想マシンを作ったあとで、NICを追加する

NICの追加はPowerShellまたはAzure CLIを使う必要がありましたが、現在はAzureポータルからも追加できるようになりました。

詳しくは以下のサイトを参照してください。

仮想マシンのネットワーク インターフェイスの追加と削除

具体的な操作は、仮想マシンの[ネットワーク インターフェイスの接続]という項目から、新規作成もできるので、やってみればすぐ分かると思います。

なお、追加するNICは、1枚目のNICと同じ仮想ネットワークに所属する必要があります。もちろん、異なるサブネットに割り当てることは可能です。

今日、お客様から質問されて「PowerShellからのみできます」と言ってしまったのですが、これは古い情報でした。

また、「別のネットワークに接続できますか」と聞かれて「はい」と答えたのですが、これは「別のサブネット」の意味で、異なる仮想ネットワークに接続することはできません。