個人的に使っている、特定の製品やサービスの話はなるべく書かないようにしているのですが、今回は特別。
「オンラインラボ」という、写真プリントサービスが終了することになりました(「お客様へ大切なお知らせ」。
このサービス、もともとはミノルタが行なっていたもので、コニカとの合併後も引き継がれたのですが、カメラ事業撤退に伴い、別会社に売却されました。
私が作品展用の写真をプリントするときは、フィルム時代はカメラ量販店経由の「プロラボサービス」を使っていました。そして、デジタルに移行してから使っていたのが「オンラインラボ」です。
もともとミノルタのカメラを使っており、ユーザー向けWebサイトからリンクが張ってあったため、オンラインラボの存在は知ってました。
その後、コニカミノルタとして2004年に「匠プリント」が始まりました。このサービス、申し込めばWeb上にあるサンプル写真を印刷したものを郵送してくれました。自分のモニターの色と、印刷の色を合わせた状態で、写真の色を調整して印刷を依頼すれば、思った色に仕上がる確率が高いというわけです。
しかも校正刷りサービスがあり、自分の写真を事前に試し刷りをすることもできました。完全無料だったか、何回かまで無料だったか忘れましたが、少なくとも1回は無料だったはずです。もちろん実際に印刷を申し込むのが条件でしたが。
展示会に多い、4つ切りサイズ(A4より少し大きい)を、高品質に印刷するのにちょうど良かったんですが、最近は展示会もA4での出展が増えたので、使わなくなりました。
大判プリントを高品質で行えるサービスは少ないのですが、家庭用のプリンタの品質が上がり、A4を超えるプリント需要が減った結果、事業として成り立たなくなったのでしょう。
ところで、今調べたら「オンラインラボ」は、すべてオープンソースのシステムで作られていたそうです。
写真は、数年前にオンラインラボでプリントした写真。
追記
オンラインラボの方からTwitterで丁寧な返事を頂きました。
@yokoyamat この度のサービス終了でご迷惑をお掛けし申し訳ございません。また、ブログに取り上げて頂きありがとうございます。オンラインラボは元はコニカ様のサービスで、その後合併後のコニカミノルタ様、そして弊社グループ会社のラボネットワークに譲渡されました→続きます
— オンラインラボさん (@onlinelab) 7月 30, 2012
@yokoyamat 続きです→その後、運営サイトとしてのオンラインラボを弊社ピクチャリングオンラインが担当することになりました。しかしながら弊社の力が足りず申し訳ございません。キタムラネットプリント、及び、次のラボネットワークのプリントサービスの続報をお待ち頂ければ幸いです
— オンラインラボさん (@onlinelab) 7月 30, 2012