我が家には、ミノルタ製のフィルムスキャナがあります。
ミノルタは、コニカと合併してしばらくして、カメラ事業から撤退し、フィルムスキャナのサポートもなくなりました。
Windows XP用のドライバを、Windows Vistaにインストールしたところ正常に動作したのですが、Windows 7では動作しませんでした。
おそらく、Windows Vistaからのアップグレードなら正常に動作したのではないかと思います。
ところが、念のため検索してみると、新規インストールしたWindows 7、しかも32bit/64bit両方で利用する方法があるそうなんです。
「
フィルムもデジタルも楽しもう!」というブログの「
コニカミノルタのフィルムスキャナをWindows7で使う方法・総括」がそれです。
実際にやってみたら、Windows Server 2008 R2 SP1(つまり64ビット版)で動作しました。
そして、なんとRemoteFX経由でもスキャナが使えました。
まず、Windows Server 2008 R2 SP1にHyper-V役割を追加しRemoteFXを有効にしました。
そして、Hyper-Vホストにスキャナを接続しました。
この状態で、Hyper-V仮想マシンでとして動作しているWindows 7に、 リモートデスクトップ接続を行ない、フィルムスキャンが正常に行えました。
証拠の写真です。
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イタリアに旅行したときの写真 |
ポイントは、スキャナのドライバそのものはWindows標準のものを使い、デバイスとデバイスドライバの割り当てだけをINFファイルで指定することです。
つまり、以下の手順です。
- INFファイルを作成(末尾で紹介します)
- ドライバとツールのセットアップ(あとで実行しても構いません)
- この時点ではデバイスマネージャではスキャナのドライバが認識されていない
- ドライバを右クリックしてドライバを更新
- INFファイルのフォルダを指定してドライバをインストール
前述の通り、実際のドライバはWindows標準のものを使うので、ドライバ本体を用意する必要はありません。
なお、ミノルタから配付されていたドライバやツール群は、コニカミノルタからフィルムカメラの保守を引き継いだケンコーから配付されています(ご存じの通りデジタルカメラはソニーが引き継ぎました)。
コニカミノルタ製品アフターサービス