2018年7月24日火曜日

Azure仮想マシンの一時ディスク

Microsoft Azureでは、仮想記憶の速度を上げるため、物理マシンに直結した一時ディスクをDドライブとして割り当てます(Windowsの場合)。

オンプレミスのサーバーでは、Dドライブはデータディスクとして既に割り当てられている場合があります。Dドライブが存在する状態でASR(サイトリカバリサービス)などを使って、オンプレミスのサーバーをAzureに移行する場合でも、Dドライブは一時ディスクが割り当てられてしまいます。そのため、このままではドライブ文字がずれてしまいます。

元のドライブ文字を生かすには、移行前のオンプレミス側でDISKPARTコマンドを使って以下の設定を行ないます。

DISKPART

DISKPART> san policy=onlineall

これにより、一時ディスクとしてその時点で空いているもっとも若いドライブ文字を使うようになります。

たとえば、オンプレミスでCとDドライブを使っている場合、一時ディスクはEドライブになります。また、CとEドライブを使っている場合(DVDドライブがDのような場合)は、一時ディスクはDドライブになります。

なお、Windows Serverの既定のSAN PolicyはOfflineSharedですが、Azureで新規作成する場合はOnlineAllになるようです。


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